オールキハ261系化・基本4両編成で再出発した特急「おおぞら」
特急列車 - 2022年03月16日 (水)
6往復全てがキハ261系化された特急「おおぞら」。ダイヤ改正から数日が経過し、新たな運行体系もわかってきました。





ここ数日の特急「おおぞら」を撮影しました。どの列車もキハ261系になりました。
ダイヤ改正以降、従来のキハ283系の3往復については、釧路運輸車両所(釧クシ)所属の車両が充当され、従来からキハ261系だった3往復については、札幌運転所(札サウ)所属の車両が充当されています。釧路車は昨年から営業運転を開始したので、従来のキハ283系の運用の列車は、原則新車は充当されることになります。
これに伴い、現時点で札幌運転所(札サウ)に所属していた7次車の増結用中間車の一部が釧路車の運用に入っているということで、やはりダイヤ改正を機に転属したものと思われます。ただし、これでは繁忙期輸送時は対応できないので、今後さらに札幌の7次車の増結用中間車が転属されるものと思われます。
そして、どの写真からもわかるとおり、特急「とかち」と同様に、基本編成が4両になってしまいました。昨年12月に発表されたダイヤ改正資料によると、基本は5両編成で利用の少ない4月・5月・10月・11月の平日など年間60日程度で4両編成とする計画でしたが、実際は3月にも関わらず、4両編成で運行しています。
実はこの基本編成については、最新の時刻表が発売された際に記載内容がダイヤ改正資料と異なっており、気になっていた部分でした。実際にJR北海道のホームページでも基本が4両編成となっていることから、その後計画が変更されたものと思います。
実際は4両編成になったように見えますが、深夜帯など、利用の少ない列車については、グリーン車も酷いときは利用がゼロの場合もあります。先頭車がグリーン車なので仕方なく設定せざるを得ませんが、実質2両や3両規模まで輸送が落ちている列車もあります。それを先頭車を含む2両1ユニット構造の関係上、最短でも4両編成を組まざるを得ないのです。なので、これ以上は減車はできません。
今回減車されたのは自由席で、2両から1両に減車されています。
かつては、繁忙期で9両編成や10両編成が見られ、道東自動車道が本格的に延伸するまでは、通常期でも増結が常態化していました。それが今や半分の編成になってしまい、利用客の流出が止まらない状況が続いています。新型コロナウィルスの影響も当然ありますが、それだけJR離れが進んでいる深刻な状況です。
釧路市も人口減少に歯止めがかからない状況で、今後も特急「おおぞら」の利用が回復することはないでしょう。可能性があるとすれば、昨今は原油価格の高騰が続いていますが、例えばガソリンがリッターあたり¥500や¥1,000とかにならなければ、利用は回復しないと思います。
厳しい状況の中、再出発したキハ261系による特急「おおぞら」。新しい車両が比較的多く使われ、JRを利用すれば、交通事故のリスクも減らせます。加害者になることもないです。公共交通はこうした利点があり、ガソリン価格も高止まり状態なので、たまには移動する手段を変えてはみませんか?
ぜひご検討ください。
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ダイヤ改正以降、従来のキハ283系の3往復については、釧路運輸車両所(釧クシ)所属の車両が充当され、従来からキハ261系だった3往復については、札幌運転所(札サウ)所属の車両が充当されています。釧路車は昨年から営業運転を開始したので、従来のキハ283系の運用の列車は、原則新車は充当されることになります。
これに伴い、現時点で札幌運転所(札サウ)に所属していた7次車の増結用中間車の一部が釧路車の運用に入っているということで、やはりダイヤ改正を機に転属したものと思われます。ただし、これでは繁忙期輸送時は対応できないので、今後さらに札幌の7次車の増結用中間車が転属されるものと思われます。
そして、どの写真からもわかるとおり、特急「とかち」と同様に、基本編成が4両になってしまいました。昨年12月に発表されたダイヤ改正資料によると、基本は5両編成で利用の少ない4月・5月・10月・11月の平日など年間60日程度で4両編成とする計画でしたが、実際は3月にも関わらず、4両編成で運行しています。
実はこの基本編成については、最新の時刻表が発売された際に記載内容がダイヤ改正資料と異なっており、気になっていた部分でした。実際にJR北海道のホームページでも基本が4両編成となっていることから、その後計画が変更されたものと思います。
実際は4両編成になったように見えますが、深夜帯など、利用の少ない列車については、グリーン車も酷いときは利用がゼロの場合もあります。先頭車がグリーン車なので仕方なく設定せざるを得ませんが、実質2両や3両規模まで輸送が落ちている列車もあります。それを先頭車を含む2両1ユニット構造の関係上、最短でも4両編成を組まざるを得ないのです。なので、これ以上は減車はできません。
今回減車されたのは自由席で、2両から1両に減車されています。
かつては、繁忙期で9両編成や10両編成が見られ、道東自動車道が本格的に延伸するまでは、通常期でも増結が常態化していました。それが今や半分の編成になってしまい、利用客の流出が止まらない状況が続いています。新型コロナウィルスの影響も当然ありますが、それだけJR離れが進んでいる深刻な状況です。
釧路市も人口減少に歯止めがかからない状況で、今後も特急「おおぞら」の利用が回復することはないでしょう。可能性があるとすれば、昨今は原油価格の高騰が続いていますが、例えばガソリンがリッターあたり¥500や¥1,000とかにならなければ、利用は回復しないと思います。
厳しい状況の中、再出発したキハ261系による特急「おおぞら」。新しい車両が比較的多く使われ、JRを利用すれば、交通事故のリスクも減らせます。加害者になることもないです。公共交通はこうした利点があり、ガソリン価格も高止まり状態なので、たまには移動する手段を変えてはみませんか?
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