函館本線の小樽~余市間もバス転換で調整へ
その他あれこれ - 2022年03月26日 (土)
並行在来線問題で北海道新幹線が札幌延伸とともに、廃止が決まっている函館本線の長万部~余市間。一方の小樽~余市間については、小樽市が住民説明会を実施していないという理由で保留としてきましたが、バス転換を軸に検討を進める方針でした。
昨日報道で、小樽市がバス転換を容認する考えを固め、現状では唯一鉄道を存続する考えを示す余市町に道を含めた協議の場で意向を伝える予定です。

塩谷駅に入線するH100形。小樽~余市間も遂にバス転換をする方向で調整に入りました。
小樽~余市間を鉄道として存続する場合、最初の30年で赤字額は206億円、バス転換の場合は18億円とされています。明らかに後者の方が負担は少ないですよね。
そもそも、小樽市が住民説明会をしようが何をしようが、道から見放されているような形の中で、存続することは不可能ということは目に見えていました。何故なら、小樽市も財政状況はかなり厳しく、ネット上では、「第二の夕張にしない」とするなど、財政再建団体にいつなってもおかしくない状況です。
数年前の時点で、各会計における累積赤字が膨らみ、小樽市の借金が1,400億円になっています。財政力指数も極めて低く、財政的にはもう破綻レベルだと思います。
そのような状況下で鉄路存続のために、小樽市と余市町が出資して第三セクター鉄道を立ち上げることは難しく、もちろん余市町にもそんな体力はありませんから、既に結果はわかりきっていることでした。
小樽~余市間には塩谷駅と蘭島駅があります。いずれも小樽市内の駅で、余市町がバス転換を容認すれば、これら2駅も廃止となります。バス転換を実施した場合、塩谷駅は国道5号線から離れていますが、公営住宅やコンビニ・学校・商業施設などは国道側に集約されており、むしろ鉄道を利用する現状の方が不便です。蘭島駅については、国道から離れていないので、いずれもバス転換を実施しても、運行本数の調整を実施すれば、転換後の大きな混乱もないでしょう。
小樽市もバス転換側を支持したことで、おそらくそう長くもないうちに、バス転換が決まるでしょう。すぐに廃止とはなりませんが、現段階では北海道新幹線が札幌に延伸する前に廃止する方向となっており、理由は倶知安駅周辺の再開発で、在来線が駅ホームを含めて障害となっているためです。先行して廃止して駅周辺の再開発を進め、札幌延伸に間に合わせる方針です。
バス転換に際し、乗務員などの確保などの準備が必要で、例えば1年後すぐに廃止ということはありませんが、2025年ぐらいを目途に廃止になると予想しています。当初は第三セクター鉄道で存続するものと思われていた函館本線山線。
新幹線開業と引き換えに廃止という意外な結末を迎えそうです。
最後に、ここ最近ブログ記事更新が深夜になってしまい、申し訳ありません。パソコンの調子が悪く、さすがに9年も使えば限界で、フリーズしながら毎日戦っています。来月には買い替え、もっと早い時間帯に更新できるようになると思います。それまでは深夜帯の更新になってしまうと思います。申し訳ありません。
また、たくさんのコメントもありがとうございます。フリーズと戦って限界なので、明日以降順次返信していきます。よろしくお願いします。
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昨日報道で、小樽市がバス転換を容認する考えを固め、現状では唯一鉄道を存続する考えを示す余市町に道を含めた協議の場で意向を伝える予定です。

塩谷駅に入線するH100形。小樽~余市間も遂にバス転換をする方向で調整に入りました。
小樽~余市間を鉄道として存続する場合、最初の30年で赤字額は206億円、バス転換の場合は18億円とされています。明らかに後者の方が負担は少ないですよね。
そもそも、小樽市が住民説明会をしようが何をしようが、道から見放されているような形の中で、存続することは不可能ということは目に見えていました。何故なら、小樽市も財政状況はかなり厳しく、ネット上では、「第二の夕張にしない」とするなど、財政再建団体にいつなってもおかしくない状況です。
数年前の時点で、各会計における累積赤字が膨らみ、小樽市の借金が1,400億円になっています。財政力指数も極めて低く、財政的にはもう破綻レベルだと思います。
そのような状況下で鉄路存続のために、小樽市と余市町が出資して第三セクター鉄道を立ち上げることは難しく、もちろん余市町にもそんな体力はありませんから、既に結果はわかりきっていることでした。
小樽~余市間には塩谷駅と蘭島駅があります。いずれも小樽市内の駅で、余市町がバス転換を容認すれば、これら2駅も廃止となります。バス転換を実施した場合、塩谷駅は国道5号線から離れていますが、公営住宅やコンビニ・学校・商業施設などは国道側に集約されており、むしろ鉄道を利用する現状の方が不便です。蘭島駅については、国道から離れていないので、いずれもバス転換を実施しても、運行本数の調整を実施すれば、転換後の大きな混乱もないでしょう。
小樽市もバス転換側を支持したことで、おそらくそう長くもないうちに、バス転換が決まるでしょう。すぐに廃止とはなりませんが、現段階では北海道新幹線が札幌に延伸する前に廃止する方向となっており、理由は倶知安駅周辺の再開発で、在来線が駅ホームを含めて障害となっているためです。先行して廃止して駅周辺の再開発を進め、札幌延伸に間に合わせる方針です。
バス転換に際し、乗務員などの確保などの準備が必要で、例えば1年後すぐに廃止ということはありませんが、2025年ぐらいを目途に廃止になると予想しています。当初は第三セクター鉄道で存続するものと思われていた函館本線山線。
新幹線開業と引き換えに廃止という意外な結末を迎えそうです。
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