北斗市茂辺地の北斗星が綺麗に復活!
客車・貨車 - 2022年03月26日 (土)
先日函館方面に行った際に、茂辺地の北斗星も見てきました。
前回訪問したのは2年前の夏。





そのときはもう外装が終わっていて、とても見物していて良い気分にはなりませんでした。
しかも後から知った話ですが、この客車のどこかにスズメバチか何かが巣をつくっていたらしく、それだけ手入れされていなければ、人も集まっていなかったのでしょう。訪問時はカフェもゲストハウスもやっておらず、今現在も営業していないと思います。平日は宿泊などはやっていないのでしょうか?
そして、綺麗に整備されたということで久しぶりに行ってみると・・・




綺麗に蘇っていました。この日は天気もよく、青空の下、風もなく、最高の見物日和でした。



細かい箇所を確認してみると、乗降扉は上から塗装しただけで、車体の方は綺麗に修繕されていました。台車も再塗装されていました。
茂辺地市街から海は近く、潮風の影響で車体の劣化も激しいと思います。記憶にある限りでは、車体を修繕してここに運ばれてはいないので、ある程度劣化した状態からのスタートでした。それでも保存から5年程度は修繕せずに放置されていたわけですから、その劣化した車体をみると、保存のためにクラウドファンディングを通じて支援した方々には、とても見せられるような状態ではなかったと思います。
クラウドファンディングの公式ページでもあったように、まずはなによりも車両の保存を優先したということで、一応修繕費用は確保してあるものの、保存して終わりのような雰囲気があったのです。以前の劣化した状態の記事に多くの反響があり、おそらく他からもそうした声が多かったのでしょう。結果的に車体が修繕されて綺麗な状態に戻りました。
今回の修繕に果たしていくらかかっているのかは知りません。ただ、野ざらしにされて、潮風の影響を受ける以上、数年後にはまた外装が劣化して酷い状態になります。そしてまた修繕しなければなりません。屋根やニセコエクスプレスのように車庫を設けていれば、車体の劣化は最小限に抑えられたでしょう。しかし、車両の保存を優先した結果、そうした設備は一切考慮されずに保存してしまったのです。
おそらく将来的には、この維持費のかかる鉄の塊が、自治体にとって、保存団体にとって、お荷物になる時期がくるはずです。もしかしたら既にお荷物かもしれません。クラウドファンディングにも欠点があり、たくさんの方々からお金を出して支援していただいている以上、そう簡単に手放すことはできないのです。支援する側はこの先何十年も、何十年ではなく、永遠に保存してくれるものと思って支援に協力しているわけですからね。
それを簡単に手放したり、維持費の問題で解体となれば、それは支援者の方々に示しがつかないのです。クラウドファンディングを使って支援を募るということは、この先もずっと保存していかなければならないという、ある意味で落とし穴もあるのです。
茂辺地の北斗星もコロナ禍の影響というのもありますが、観光振興のために使用されているわけではなく、先日行った際は広大な雪の積もった土地に青い客車2両が置かれているという状況なだけで、もちろん見物時は管理者1人だけでした。いかんせん、北斗星広場の前は車も人も通らず、ホントに寂しい限りです。
現状をみると、残念ながら何のために保存しているのかわかりません。やはりもっと人の目につきやすい、人の集まる場所に保存すべきなのです。もう保存時の勢いはなく、仕方なく保存してあるような、そんな雰囲気に見えてしまいます。
今年はドカ雪に見舞われましたが、昨今は気温が上昇してハイペースで雪が融けています。これを機会に北斗星広場に行って見るのもいいでしょう。先日行った際はズボズボはまって歩きにくかったですが、もうしばらくすれば大丈夫でしょう。車体が綺麗なうちに見物してみてくださいね。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村
前回訪問したのは2年前の夏。





そのときはもう外装が終わっていて、とても見物していて良い気分にはなりませんでした。
しかも後から知った話ですが、この客車のどこかにスズメバチか何かが巣をつくっていたらしく、それだけ手入れされていなければ、人も集まっていなかったのでしょう。訪問時はカフェもゲストハウスもやっておらず、今現在も営業していないと思います。平日は宿泊などはやっていないのでしょうか?
そして、綺麗に整備されたということで久しぶりに行ってみると・・・




綺麗に蘇っていました。この日は天気もよく、青空の下、風もなく、最高の見物日和でした。



細かい箇所を確認してみると、乗降扉は上から塗装しただけで、車体の方は綺麗に修繕されていました。台車も再塗装されていました。
茂辺地市街から海は近く、潮風の影響で車体の劣化も激しいと思います。記憶にある限りでは、車体を修繕してここに運ばれてはいないので、ある程度劣化した状態からのスタートでした。それでも保存から5年程度は修繕せずに放置されていたわけですから、その劣化した車体をみると、保存のためにクラウドファンディングを通じて支援した方々には、とても見せられるような状態ではなかったと思います。
クラウドファンディングの公式ページでもあったように、まずはなによりも車両の保存を優先したということで、一応修繕費用は確保してあるものの、保存して終わりのような雰囲気があったのです。以前の劣化した状態の記事に多くの反響があり、おそらく他からもそうした声が多かったのでしょう。結果的に車体が修繕されて綺麗な状態に戻りました。
今回の修繕に果たしていくらかかっているのかは知りません。ただ、野ざらしにされて、潮風の影響を受ける以上、数年後にはまた外装が劣化して酷い状態になります。そしてまた修繕しなければなりません。屋根やニセコエクスプレスのように車庫を設けていれば、車体の劣化は最小限に抑えられたでしょう。しかし、車両の保存を優先した結果、そうした設備は一切考慮されずに保存してしまったのです。
おそらく将来的には、この維持費のかかる鉄の塊が、自治体にとって、保存団体にとって、お荷物になる時期がくるはずです。もしかしたら既にお荷物かもしれません。クラウドファンディングにも欠点があり、たくさんの方々からお金を出して支援していただいている以上、そう簡単に手放すことはできないのです。支援する側はこの先何十年も、何十年ではなく、永遠に保存してくれるものと思って支援に協力しているわけですからね。
それを簡単に手放したり、維持費の問題で解体となれば、それは支援者の方々に示しがつかないのです。クラウドファンディングを使って支援を募るということは、この先もずっと保存していかなければならないという、ある意味で落とし穴もあるのです。
茂辺地の北斗星もコロナ禍の影響というのもありますが、観光振興のために使用されているわけではなく、先日行った際は広大な雪の積もった土地に青い客車2両が置かれているという状況なだけで、もちろん見物時は管理者1人だけでした。いかんせん、北斗星広場の前は車も人も通らず、ホントに寂しい限りです。
現状をみると、残念ながら何のために保存しているのかわかりません。やはりもっと人の目につきやすい、人の集まる場所に保存すべきなのです。もう保存時の勢いはなく、仕方なく保存してあるような、そんな雰囲気に見えてしまいます。
今年はドカ雪に見舞われましたが、昨今は気温が上昇してハイペースで雪が融けています。これを機会に北斗星広場に行って見るのもいいでしょう。先日行った際はズボズボはまって歩きにくかったですが、もうしばらくすれば大丈夫でしょう。車体が綺麗なうちに見物してみてくださいね。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

- 関連記事
-
-
旭川から苗穂にやってきた旧型客車 2022/10/16
-
北斗市茂辺地の北斗星が綺麗に復活! 2022/03/26
-
苗穂工場に入場中の「マヤ35-1」 2021/01/17
-