10月から使用を開始する札幌駅11番線
駅 - 2022年03月27日 (日)
今年10月から札幌駅11番線が使用開始となります。先日ようやく大々的に報道されていました。
この11番線の設置は、2030年度末に予定されている北海道新幹線の札幌延伸に伴う、札幌駅の構内拡張計画によるものです。新幹線の札幌駅乗り入れとともに、新幹線の通過線が1番線ホームと被ることから、現在の1番線を撤去して代わりに北側に11番線を設けます。


現時点で工事は7割程度完成しており、エレベーターとエスカレーターももちろん設置されます。
ホームの長さは140メートルです。JR在来線の車両は1両20メートルです。計算上は7両編成まで対応可能ですが、ホームの端は余裕を持たせるはずで、普通列車や電車特急の編成を考慮した場合、6両編成ぐらいまでを対応としたホームになると予想しています。
ちなみに、今年開業する西九州新幹線の長崎駅も6両編成対応ホームです。ですが長崎駅の場合は160メートルあります。これは、新幹線の場合だと1両25メートルで計算されるので、同じ6両編成対応でも在来線よりホームを長くしなければなりません。
そうなると、繁忙期で8両や9両に増結する特急「北斗」は使用できず、設置場所的に、学園都市線や函館本線の江別方面の列車、特急「ライラック」などが使用するようになるでしょう。
しかしそれだけでなく、現在は千歳線の千歳方面、函館本線の江別方面から札幌駅に入線する場合、1番線から8番線までしか入線できず、9番線と10番線には直接入線できません。写真は撮影してあるので後日紹介したいと思いますが、現在よりも手前からポイントが新たに設けられており、今度は千歳方面、江別方面から札幌駅のどの番線にも入線できるようになり、到着番線制限がなくなります。但し、直接11番線に入線させると、千歳方面、江別方面の列車も一時的にストップさせることになりますから、本数が少ない深夜帯や苗穂方引き上げ線からなど、それは限られた時間帯・本数になりそうです。
以前はこうした問題で夏季でも遅延が発生しやすく、旭川発着の電車特急が新千歳空港直通を廃止した理由の1つでもあります。
1番線の代わりに11番線を設けます。実施することは小規模に見えますが、発着本数の多い札幌駅ゆえ、列車の発着番線の変更と時刻修正が案外予想しているよりも大きい規模で実施されるとみています。管理者としては、ダイヤ改正並みのイベントが今秋に控えていると予想し、実は現段階で既にキハ261系の本数が揃ったことから、このタイミングでキハ281系の置き換えも最悪実施されるのではないかとみています。
どのみち来年度いっぱいの活躍ということはわかっていますから、それが早まるか、最後の最後まで活躍するかということになります。それでも、こういう予想を立てておくことに越したことはないですよ。
こうして新幹線工事が始まると、ようやく札幌に新幹線がやってくるものと実感します。工事が始まれば10年弱はかかりますが、意外と時間は早く進むものです。新幹線が乗り入れるまであっという間でしょうね。
その間に北海道の鉄道は大きく変化していると予想し、新幹線の札幌延伸に合わせて、在来線のダイヤも大きく変わることでしょう。その間にも輸送体系や不採算路線などの問題が山積み。ある意味で楽しみですね。
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この11番線の設置は、2030年度末に予定されている北海道新幹線の札幌延伸に伴う、札幌駅の構内拡張計画によるものです。新幹線の札幌駅乗り入れとともに、新幹線の通過線が1番線ホームと被ることから、現在の1番線を撤去して代わりに北側に11番線を設けます。


現時点で工事は7割程度完成しており、エレベーターとエスカレーターももちろん設置されます。
ホームの長さは140メートルです。JR在来線の車両は1両20メートルです。計算上は7両編成まで対応可能ですが、ホームの端は余裕を持たせるはずで、普通列車や電車特急の編成を考慮した場合、6両編成ぐらいまでを対応としたホームになると予想しています。
ちなみに、今年開業する西九州新幹線の長崎駅も6両編成対応ホームです。ですが長崎駅の場合は160メートルあります。これは、新幹線の場合だと1両25メートルで計算されるので、同じ6両編成対応でも在来線よりホームを長くしなければなりません。
そうなると、繁忙期で8両や9両に増結する特急「北斗」は使用できず、設置場所的に、学園都市線や函館本線の江別方面の列車、特急「ライラック」などが使用するようになるでしょう。
しかしそれだけでなく、現在は千歳線の千歳方面、函館本線の江別方面から札幌駅に入線する場合、1番線から8番線までしか入線できず、9番線と10番線には直接入線できません。写真は撮影してあるので後日紹介したいと思いますが、現在よりも手前からポイントが新たに設けられており、今度は千歳方面、江別方面から札幌駅のどの番線にも入線できるようになり、到着番線制限がなくなります。但し、直接11番線に入線させると、千歳方面、江別方面の列車も一時的にストップさせることになりますから、本数が少ない深夜帯や苗穂方引き上げ線からなど、それは限られた時間帯・本数になりそうです。
以前はこうした問題で夏季でも遅延が発生しやすく、旭川発着の電車特急が新千歳空港直通を廃止した理由の1つでもあります。
1番線の代わりに11番線を設けます。実施することは小規模に見えますが、発着本数の多い札幌駅ゆえ、列車の発着番線の変更と時刻修正が案外予想しているよりも大きい規模で実施されるとみています。管理者としては、ダイヤ改正並みのイベントが今秋に控えていると予想し、実は現段階で既にキハ261系の本数が揃ったことから、このタイミングでキハ281系の置き換えも最悪実施されるのではないかとみています。
どのみち来年度いっぱいの活躍ということはわかっていますから、それが早まるか、最後の最後まで活躍するかということになります。それでも、こういう予想を立てておくことに越したことはないですよ。
こうして新幹線工事が始まると、ようやく札幌に新幹線がやってくるものと実感します。工事が始まれば10年弱はかかりますが、意外と時間は早く進むものです。新幹線が乗り入れるまであっという間でしょうね。
その間に北海道の鉄道は大きく変化していると予想し、新幹線の札幌延伸に合わせて、在来線のダイヤも大きく変わることでしょう。その間にも輸送体系や不採算路線などの問題が山積み。ある意味で楽しみですね。
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