キハ183系のお座敷車「キハ183-6001」が廃車のため苗穂工場へ
キハ183系 - 2022年04月27日 (水)
苗穂工場で解体が進むキハ183系。

手前3両が4月19日に新たに入場した3両です。手前から「キハ183-6001」、「キハ183-1554」、「キハ183-1506」です。
注目すべきは・・・

「キハ183-6001」です。残念ながら、廃車になるようです。
一見、窓の位置が通常のキハ183系と比べて異なっているだけに見えますが、実はお座敷車なのです。

昔は赤い外装を纏っていましたが、2015年に他の車両と同じくHET色化されました。写真は2015年塗り替えまもない頃の写真です。

青い外装になってから、定期列車として使用されたことはおそらくないはずです。近年は専ら札幌運転所(札サウ)への車輪研削のための輸送用の車両としての役割でした。
しかし、写真のように、網走で車両故障によってリタイアした車両を救援するため、お座敷車を送り込んで網走から所属先の苗穂へ戻す措置が数回確認されています。近年の活躍はこの程度で、お座敷車だからといって、特別に何らかの形で使用されていたわけではありません。
かつては繁忙期になれば定期列車に増結されましたが、利用不振が相次いで定期列車への増結措置もなくなりました。多客臨としての充当も近年はなく、もはや細々と車両を残しておく必要もありませんでした。
充当時は自由席ではなく、指定席として設定されることが多かったため、それも利用不振につながった理由の1つでしょう。昨今の様子をみれば、はまなす編成やラベンダー編成のように、靴を履いたまま、気軽に自由席で特別料金を支払うことがない体系が支持されています。「気軽に」というのが大事で、カフェが支持されるというのも理解できます。コンセントがあって、気軽に立ち寄れて、Wi-Fiがあって、ゆっくりのんびりできるスタイルが支持されてるのです。
逆にお座敷車はというと、確かに靴を脱げばゆっくりのんびりできますが、たとえ靴を脱いだり履いたりするだけでも手間なのです。Wi-Fiもないです。自由席扱いにして、テーブルを撤去して広い空間をつくり、夜行特急「利尻」で実施していたゴロ寝サービスがあれば、長距離を走る特急「オホーツク」などはウケるのではないでしょうか?
あと管理者個人的な見方ですが、座敷や和室というのは、意外と気を遣いますよね。モノをこぼしてはいけない、ルールがあるetc・・・。なので、座敷や和室というのは、あまり好きではないです。
はまなす編成やラベンダー編成の方がラウンジやカウンターテーブルのような造りになっていて、気軽に利用できる演出がされていますよね。今はそういう時代です。
改造種車は「キハ183-507」です。大出力機関を搭載している反面、サービス電源を供給するための電源機関を搭載していません。このあたりも編成を組んだ際の自由度が減少するので、お役御免になった理由の1つでもあるでしょう。
次々とキハ183系が減っていくのは残念ですが、車齢や現状の稼働状況をみれば仕方ありません。お座敷車は3両ありましたが、中間車は2015年に廃車・解体済みです。残るは「キハ183-6101」だけになりました。
キハ183系自体がそう長く活躍はできないので、おそらく残る1両も近い将来お役御免になるでしょう。
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注目すべきは・・・

「キハ183-6001」です。残念ながら、廃車になるようです。
一見、窓の位置が通常のキハ183系と比べて異なっているだけに見えますが、実はお座敷車なのです。

昔は赤い外装を纏っていましたが、2015年に他の車両と同じくHET色化されました。写真は2015年塗り替えまもない頃の写真です。

青い外装になってから、定期列車として使用されたことはおそらくないはずです。近年は専ら札幌運転所(札サウ)への車輪研削のための輸送用の車両としての役割でした。
しかし、写真のように、網走で車両故障によってリタイアした車両を救援するため、お座敷車を送り込んで網走から所属先の苗穂へ戻す措置が数回確認されています。近年の活躍はこの程度で、お座敷車だからといって、特別に何らかの形で使用されていたわけではありません。
かつては繁忙期になれば定期列車に増結されましたが、利用不振が相次いで定期列車への増結措置もなくなりました。多客臨としての充当も近年はなく、もはや細々と車両を残しておく必要もありませんでした。
充当時は自由席ではなく、指定席として設定されることが多かったため、それも利用不振につながった理由の1つでしょう。昨今の様子をみれば、はまなす編成やラベンダー編成のように、靴を履いたまま、気軽に自由席で特別料金を支払うことがない体系が支持されています。「気軽に」というのが大事で、カフェが支持されるというのも理解できます。コンセントがあって、気軽に立ち寄れて、Wi-Fiがあって、ゆっくりのんびりできるスタイルが支持されてるのです。
逆にお座敷車はというと、確かに靴を脱げばゆっくりのんびりできますが、たとえ靴を脱いだり履いたりするだけでも手間なのです。Wi-Fiもないです。自由席扱いにして、テーブルを撤去して広い空間をつくり、夜行特急「利尻」で実施していたゴロ寝サービスがあれば、長距離を走る特急「オホーツク」などはウケるのではないでしょうか?
あと管理者個人的な見方ですが、座敷や和室というのは、意外と気を遣いますよね。モノをこぼしてはいけない、ルールがあるetc・・・。なので、座敷や和室というのは、あまり好きではないです。
はまなす編成やラベンダー編成の方がラウンジやカウンターテーブルのような造りになっていて、気軽に利用できる演出がされていますよね。今はそういう時代です。
改造種車は「キハ183-507」です。大出力機関を搭載している反面、サービス電源を供給するための電源機関を搭載していません。このあたりも編成を組んだ際の自由度が減少するので、お役御免になった理由の1つでもあるでしょう。
次々とキハ183系が減っていくのは残念ですが、車齢や現状の稼働状況をみれば仕方ありません。お座敷車は3両ありましたが、中間車は2015年に廃車・解体済みです。残るは「キハ183-6101」だけになりました。
キハ183系自体がそう長く活躍はできないので、おそらく残る1両も近い将来お役御免になるでしょう。
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