5月下旬に「キハ183-6101」も苗穂工場へ〜キハ183系お座敷車消滅へ
キハ183系 - 2022年06月17日 (金)
紹介するのが遅くなりましたが、5月29日に「キハ183-6101」も苗穂工場に入場しました。


2枚目の写真のお隣の車両が先に入場した「キハ183-6001」です。苗穂工場入場時にヘッドマークが抜かれていたということですから、残念ながら「キハ183-6101」も廃車になるものと思われます。






外装が赤い時代の写真が少しありました。
以前は写真のような赤い外装でしたが、過去の記録を辿ると、2017年11月に他の車両と同様HET色となりました。「キハ183-6001」が2015年5月の時点でHET色化されていたので、2年半ほど赤い外装を纏ったまま在籍していたことになります。その間に中間車については先に廃車・解体されています。
これらの写真は2017年1月の写真で、当時はキハ183系初期車の老朽劣化に大変苦戦していた時期で、常に先頭車が不足していた時期でした。苗穂車を使用する特急「オホーツク」・特急「サロべツ」については、もう所定編成は関係なく、日替わりランチのように、毎日編成を楽しめる時期でした。
この2ヶ月後に道北方面の一部特急列車を旭川駅発着とし、何とか乗り切るようになります。
この「キハ183-6101」は、他のキハ183系お座敷車2両とは違い、ベースの車両が「キハ183-1557」です。他の2両が500番台からの改造だったのに対し、同車だけ1500番台からの改造でした。
この違いは搭載エンジンのほか、先頭車については、サービス電源を確保するための電源機関の有無です。
2013年から2014年の間、特急「北斗14号」の出火事故を機に、同型のエンジン搭載車の使用を休止しましたが、その際お座敷車から対象となったのが「キハ183-6101」を除く2両でした。使用休止期間の間、唯一稼働することができたお座敷車でした。しかし、実際に営業運転には入らなかったはずで、近年同様、専ら札幌運転所(札サウ)との間を行き来するフライス回送列車に使われていたと思います。
ここ数年は、石北特急の故障時の救援車としての使用もありました。網走側で車両故障が発生し、単独で車両の回送ができない場合に、特急「オホーツク3号」に連結されて網走に送り込まれ、故障した編成に連結して札幌に戻していました。
こうした緊急時における救援車的な役割の車両も消していくとすると、本当にキハ183系は末期のような雰囲気になってきます。車番等は詳しく確認していませんが、昨今では既に最低限の車両でしかやり繰りしておらず、現在稼働している車両が最後まで残るということなのでしょう。
苗穂工場では、今週から再びキハ183系の解体が実施されているはずです。いずれお座敷車も解体されるのでしょう。ここ10年ぐらいは営業列車としてほぼ稼働せず、何だか寂しい最後になりそうです。
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2枚目の写真のお隣の車両が先に入場した「キハ183-6001」です。苗穂工場入場時にヘッドマークが抜かれていたということですから、残念ながら「キハ183-6101」も廃車になるものと思われます。






外装が赤い時代の写真が少しありました。
以前は写真のような赤い外装でしたが、過去の記録を辿ると、2017年11月に他の車両と同様HET色となりました。「キハ183-6001」が2015年5月の時点でHET色化されていたので、2年半ほど赤い外装を纏ったまま在籍していたことになります。その間に中間車については先に廃車・解体されています。
これらの写真は2017年1月の写真で、当時はキハ183系初期車の老朽劣化に大変苦戦していた時期で、常に先頭車が不足していた時期でした。苗穂車を使用する特急「オホーツク」・特急「サロべツ」については、もう所定編成は関係なく、日替わりランチのように、毎日編成を楽しめる時期でした。
この2ヶ月後に道北方面の一部特急列車を旭川駅発着とし、何とか乗り切るようになります。
この「キハ183-6101」は、他のキハ183系お座敷車2両とは違い、ベースの車両が「キハ183-1557」です。他の2両が500番台からの改造だったのに対し、同車だけ1500番台からの改造でした。
この違いは搭載エンジンのほか、先頭車については、サービス電源を確保するための電源機関の有無です。
2013年から2014年の間、特急「北斗14号」の出火事故を機に、同型のエンジン搭載車の使用を休止しましたが、その際お座敷車から対象となったのが「キハ183-6101」を除く2両でした。使用休止期間の間、唯一稼働することができたお座敷車でした。しかし、実際に営業運転には入らなかったはずで、近年同様、専ら札幌運転所(札サウ)との間を行き来するフライス回送列車に使われていたと思います。
ここ数年は、石北特急の故障時の救援車としての使用もありました。網走側で車両故障が発生し、単独で車両の回送ができない場合に、特急「オホーツク3号」に連結されて網走に送り込まれ、故障した編成に連結して札幌に戻していました。
こうした緊急時における救援車的な役割の車両も消していくとすると、本当にキハ183系は末期のような雰囲気になってきます。車番等は詳しく確認していませんが、昨今では既に最低限の車両でしかやり繰りしておらず、現在稼働している車両が最後まで残るということなのでしょう。
苗穂工場では、今週から再びキハ183系の解体が実施されているはずです。いずれお座敷車も解体されるのでしょう。ここ10年ぐらいは営業列車としてほぼ稼働せず、何だか寂しい最後になりそうです。
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