函館配置となったキハ261系1000番台の最終増備車も営業運転開始
キハ261系 - 2022年06月22日 (水)
3月に北海道入りしたキハ261系1000番台の最終増備車8両。先日まで札幌〜旭川間で試運転を実施していましたが、所属先の函館に戻り、順次営業運転を開始しています。


最終増備車は、ST-1124編成(キロ261-1124+キハ260-1124)、ST-1224編成(キハ261-1224+キハ260-1224)、ST-1125編成(キロ261-1125+キハ260-1125)、ST-1225編成(キハ261-1225+キハ260-1225)の4ユニット計8両です。1両単位で使用できる増結用中間車の製造は終わっており、最終増備車はこの8両となりました。
これらの所属先は函館運輸所(函ハコ)であり、同所にしては、久々の7次車の新製配置となりました。その間に札幌と釧路に7次車が配置されたので、従来車とユニット番号が離れています。
今回の8両はおそらく、キハ281系の置き換え用です。キハ281系は27両在籍していますが、今回の置き換え用は8両のみ。置き換える車両と置き換えられる車両で両数が大きく異なっていますが、これがキハ261系1000番台への車種統一の目的の1つであり、車両を統一することで予備車両などを共用化でき、結果的に全体の車両数を減らせることができます。各所属先の収容数の絡みで分散配置となっていた関係から、これまであまりこの車種統一効果が発揮されていませんでしたが、今回ようやくその恩恵を受ける形になります。
キハ281系について、元々は3運用で1日に27両中21両を稼働させていましたが、2019年3月ダイヤ改正で、1運用2往復をキハ261系に置き換えました。これにより、予備車両の確保を図るとともに、従来は繁忙期でも増結を実施することが難しかった状況を、使用する車両数を減らしたことで増結を実施できるようになりました。これに伴う廃車は発生しておらず、27両全てが今も現役です。
「JR北海道グループの中期経営計画2023」の設備投資・修繕計画では、既存の特急気動車全てを今年度までにキハ261系への老朽取替を実施するとしています。もちろんこの中にはキハ281系も含まれており、遅くても来年3月のダイヤ改正を機に、キハ281系はキハ261系へ置き換えられることが予想されます。
その影響からか、今年3月のダイヤ改正では、キハ281系充当列車の一部で所要時分が変更されており、これもキハ261系への置き換えのための措置とも考えられます。現行ダイヤでは、特急「北斗2号」の所要時間が3時間33分となり、札幌〜函館間を3時間20分台で運行する列車がついになくなりました。
新製車は函館配置ということで、特急「北斗」で使用されています。長らく続いたキハ261系1000番台の増備もこれで終了です。となれば、石北特急は果たして・・・ということになります。次回以降、最近の動向を踏まえてお伝えしていきましょう。
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最終増備車は、ST-1124編成(キロ261-1124+キハ260-1124)、ST-1224編成(キハ261-1224+キハ260-1224)、ST-1125編成(キロ261-1125+キハ260-1125)、ST-1225編成(キハ261-1225+キハ260-1225)の4ユニット計8両です。1両単位で使用できる増結用中間車の製造は終わっており、最終増備車はこの8両となりました。
これらの所属先は函館運輸所(函ハコ)であり、同所にしては、久々の7次車の新製配置となりました。その間に札幌と釧路に7次車が配置されたので、従来車とユニット番号が離れています。
今回の8両はおそらく、キハ281系の置き換え用です。キハ281系は27両在籍していますが、今回の置き換え用は8両のみ。置き換える車両と置き換えられる車両で両数が大きく異なっていますが、これがキハ261系1000番台への車種統一の目的の1つであり、車両を統一することで予備車両などを共用化でき、結果的に全体の車両数を減らせることができます。各所属先の収容数の絡みで分散配置となっていた関係から、これまであまりこの車種統一効果が発揮されていませんでしたが、今回ようやくその恩恵を受ける形になります。
キハ281系について、元々は3運用で1日に27両中21両を稼働させていましたが、2019年3月ダイヤ改正で、1運用2往復をキハ261系に置き換えました。これにより、予備車両の確保を図るとともに、従来は繁忙期でも増結を実施することが難しかった状況を、使用する車両数を減らしたことで増結を実施できるようになりました。これに伴う廃車は発生しておらず、27両全てが今も現役です。
「JR北海道グループの中期経営計画2023」の設備投資・修繕計画では、既存の特急気動車全てを今年度までにキハ261系への老朽取替を実施するとしています。もちろんこの中にはキハ281系も含まれており、遅くても来年3月のダイヤ改正を機に、キハ281系はキハ261系へ置き換えられることが予想されます。
その影響からか、今年3月のダイヤ改正では、キハ281系充当列車の一部で所要時分が変更されており、これもキハ261系への置き換えのための措置とも考えられます。現行ダイヤでは、特急「北斗2号」の所要時間が3時間33分となり、札幌〜函館間を3時間20分台で運行する列車がついになくなりました。
新製車は函館配置ということで、特急「北斗」で使用されています。長らく続いたキハ261系1000番台の増備もこれで終了です。となれば、石北特急は果たして・・・ということになります。次回以降、最近の動向を踏まえてお伝えしていきましょう。
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