一部は「一休車」扱いとなっている苗穂のキハ283系
キハ283系 - 2022年06月26日 (日)
札幌〜岩見沢間で試運転の動きが見られるキハ283系。


先日まで一部車両は苗穂駅に繋がる自由通路からその様子を間近で確認することができました。雨の日に撮影したので、一部分が霞んで見えます。申し訳ありません。
よくよく車両を観察すると・・・


「一休車」の表示が確認されます。一部車両は休車扱いとなっているようです。
この「一休車」とは、国鉄時代からの表記で、当分使用予定がない車両等を再度走らせることを前提に休車とし、その休車となった期間については、検査サイクルの運行期間から除外する仕組みのようです。
国土交通省告示「施設及び車両の定期検査に関する告示(定期検査告示)」によると、気動車の検査周期は、状態・機能検査が3ヶ月、重要部検査が4年または走行距離が50万km、全般検査が8年です。走らせなくても時間の経過とともに検査時期が到来するので、それを休車扱いとして検査時期を繰り下げることができます。
本来であれば、営業運転復帰を前提としている意味のようですが、数年前までほぼ廃車前提の意味で使用され、実際に営業運転に復帰しない例もいくつもありました。
以前からキハ183系に関しても、2グループ程度に分けて休車としている車両と稼働している車両で時期によって使い分けがされているような話を複数の方から伺いました。例えば、検査が迫っている車両や老朽劣化が激しい車両を優先的に使い潰し、その間に検査時期の遅い車両や、まだ状態の良い車両を先に休車とし、最後まで活躍する方針がとられていたのかもしれません。
いずれにしても、「一休車」の本来の意味が営業運転復帰を前提としており、なおかつ昨今函館本線で試運転を実施していることから、休車扱いとなっているキハ283系の転用の可能性が有力視される動きの1つとなりそうです。
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先日まで一部車両は苗穂駅に繋がる自由通路からその様子を間近で確認することができました。雨の日に撮影したので、一部分が霞んで見えます。申し訳ありません。
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「一休車」の表示が確認されます。一部車両は休車扱いとなっているようです。
この「一休車」とは、国鉄時代からの表記で、当分使用予定がない車両等を再度走らせることを前提に休車とし、その休車となった期間については、検査サイクルの運行期間から除外する仕組みのようです。
国土交通省告示「施設及び車両の定期検査に関する告示(定期検査告示)」によると、気動車の検査周期は、状態・機能検査が3ヶ月、重要部検査が4年または走行距離が50万km、全般検査が8年です。走らせなくても時間の経過とともに検査時期が到来するので、それを休車扱いとして検査時期を繰り下げることができます。
本来であれば、営業運転復帰を前提としている意味のようですが、数年前までほぼ廃車前提の意味で使用され、実際に営業運転に復帰しない例もいくつもありました。
以前からキハ183系に関しても、2グループ程度に分けて休車としている車両と稼働している車両で時期によって使い分けがされているような話を複数の方から伺いました。例えば、検査が迫っている車両や老朽劣化が激しい車両を優先的に使い潰し、その間に検査時期の遅い車両や、まだ状態の良い車両を先に休車とし、最後まで活躍する方針がとられていたのかもしれません。
いずれにしても、「一休車」の本来の意味が営業運転復帰を前提としており、なおかつ昨今函館本線で試運転を実施していることから、休車扱いとなっているキハ283系の転用の可能性が有力視される動きの1つとなりそうです。
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