fc2ブログ

プロフィール

管理人

Author:管理人
北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

<公式Facebook>


<公式Twitter>


<公式Instagram>

Amazon.co.jp(鉄道雑誌その他)

RSS

キハ281系による特急「北斗」定期運行終了

本日、2022年9月30日をもって、28年にわたって札幌〜函館間専属で運行してきたキハ281系が定期運行を終了しました。



先頭部の鋼体、これを「げんこつスタイル」と呼ぶそうですが、北海道の特急車両に採用された第1号であり、北海道の在来線における高速化に大きく貢献した車両でもあります。

残念ながら、老朽化のため、本日9月30日の定期運行をもって終了となりました。



後継車両は手前のキハ261系1000番台です。札幌〜函館間の特急「北斗」において、既に11往復中9往復が同車による運行となっています。明日10月1日から札幌〜函館間の特急「北斗」はオール261系化されて新時代へと移行します。

置き換え車両については既に配備されており、本日まで置き換える車両と置き換えられる車両が共存していた状態でした。キハ281系は27両が在籍していましたが、キハ281系を置き換えるに際し、増備されたキハ261系1000番台は8両のみ。元々所属先の函館運輸所(函ハコ)には多めに車両が配置されたいたこともあり、車種統一によって増備した車両数を最低限とし、特急「北斗」のみならず、道内における特急車両を統一を図ることで、全体の車両数を抑制しています。

これがJR北海道の当初のねらいだったわけですが、最後の最後でその効果がようやく発揮されました。


ダイヤ改正などは実施されず、ダイヤについては、今年3月のダイヤ改正時に既に調整されています。オール261系化に伴い、最速達列車は引き続き特急「北斗2号」の3時間33分となります。

札幌〜函館間の特急列車が12往復設定されていた昨年3月ダイヤ改正まで、特急「北斗24号」が設定され、同列車がキハ261系によって運行されていました。当時、キハ261系充当列車で最速の3時間38分で運行していました。オール261系化によって、所要時間については記録を更新することになります。

今回の引退はダイヤ改正などを伴わず、平日に運行を終了することで、管理者としても実感が湧かない定期運行終了となってしまいました。完全な引退ではなく、10月に臨時列車として「スーパー北斗」が復活します。所要時間は別として、停車駅がキハ281系登場当時に再現され、途中東室蘭駅のみ停車する列車が復活します。

少々期間は空きますが、まだ本線でキハ281系が見られるチャンスがあります。まずは定期運行終了という一区切り、28年間お疲れさまでした。











↓ブログランキングにご協力お願いします↓


にほんブログ村

鉄道コム
関連記事
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
11845: by ツナ缶 on 2022/09/30 at 23:04:54

次はキハ183系ですね。国鉄の原型に近い車両も数少なくなってきています。九州の新車同様の魔改造車を除けば、あと残ってる国鉄型特急気動車もキハ185系のみになるのですね。キハ261系統一もあと少し。北海道新幹線が全線開通したら、函館のキハ261系も余るので石北本線のキハ283系もこれにて引退となりそうです。もしかしたら0番台も。そういえば、タイに渡ったキハ183系スラントノーズ車は鏡のようにピッカピカになって試運転をしているようで。客車として使うなんていう話もありましたが、今のところ気動車として使用してるそうです。中身もサロベツ時代と大差ないそうなので、機会があれば是非乗ってみたいところです。終始函館と札幌を北斗として結んできたキハ281系、お疲れ様でした。

11846: by とっくん on 2022/10/01 at 08:14:09

初めてコメントを書かせて頂きます。

キハ283と違い、キハ281の方は『オホーツク/大雪』に回される事は、どうやら無いようで。
個人的には、キハ281の方が顔つきがスッキリした感じでこちらの方が好きになれそうです。

11847: by ATS-DN on 2022/10/01 at 14:42:44 (コメント編集)

281系スーパー北斗はこれまで最もお世話になった特急列車です。
かれこれ15年ほど前まで金曜日と日曜日の夜終発のスーパー北斗で毎週往復したものです。
N、NN183系では時間はかかるし、座席も比べものにならないので、週末往復できたのも、スーパー北斗があってこそ可能でした。
終発は停車駅も多いので、所要時間は最速便に比べれば少々時間はかかりましたが、それでも電車並みの加速、130km/h走行やカーブで振子を使いまくったあの大胆な走りは今も忘れられません。

当時画期的だった振子式車両ですが、デビュー当時スーパー北斗に乗ると酔うからと183系北斗を選んで乗っている同僚もいましが、こちらはそんな酔うことなくむしろ車体が傾斜するのが面白くて、よほどのことがない限り、スーパー北斗ばかり選んで乗っていました。いつの間にかそんな話は聞もかなくなりました、勝手な推測ですが見えないところで振り子酔い対策していたかもしれません。

乗り換えができないほど大幅に遅れた記憶もほとんどありません。冬でも平気で130km/h出していたので、今思えば北海道の鉄道はまだまだ元気な時代でした。

281系はデザインも良く、速くて座席や客室も快適でした。あのデザインは子供にも受けがよかったようで、甥がスーパー北斗に乗って我が家に来たときには、281系に乗るのが楽しみしていたのですが、既にスーパー北斗も261系投入が始まった時期で、運悪く乗ったのは261系だったため、我が家に着いたら、281系に乗れなかったので非常にがっかりしていました。結局後で駅まで連れて行って見せてあげましたが、ホームで大喜びしていたのも今となっては懐かしい話です。

そんなたくさん思い出の詰まった車両が退役して、遠い昔の記憶になろうとしています。
今までありがとう

11848:電化の意義を考えさせられた車両 by 千葉日台 on 2022/10/01 at 23:09:41

1994年のデビュー当時の函館札幌間の所要時間は2時間59分、距離は諸説ありますが、321.1Kmを採用すると表定速度は107.6km/hです。電車特急での最速表定速度は札幌旭川間のホワイトアローの102.6km/hと思いますので、気動車が電車より早い速度を叩き出したことになります。

最も、ホワイトアローは運行本数の大半が表定速度をが100km/hを超えていたのに対し、北斗のそれは12往復中1往復のみ、微妙な比較ですが、ランニングコストは兎も角多額な投資をして電化をする意味って何だろうかと思わせる車両でした。

少数派だった事もあったとしても28年間走り事故廃車がゼロなので無事に走った名車と言っても良いでしょう。

お疲れさまでした。

11849: by ナナッシー on 2022/10/02 at 09:32:30

こんばんは
キハ281系の試作車3両中2両は最後まで運用に入っていました。(キハ281-901とキハ280-901)
キハ283系よりも老朽化が進んでいないようにも見えますが、足回りは相当ガタが来ていたのかも知れません。
私もSW期間中に北海道ラブパスを使ってキハ281系乗り納めしていきました。

11850: by 旭アサ on 2022/10/05 at 09:35:58

いつも私たち凡人が知らない特別な情報をありがとうございます
27両もあるキハ281系を、たった8両だけの261系で置き換えるとは初耳です。それだけ経営危機は深刻な状態なのでしょう。
これこらも、このブログの情報は全て真実だと信じきっています。わかりきったことですけどね。

11851: by 管理人 on 2022/10/05 at 22:35:33

>>ツナ缶さん、コメントありがとうございます。

次はいよいよキハ183系ですね。今年は引退する車両ばっかりで寂しい限りです。

タイに渡ったキハ183系は「客車」としての使用ですが、その客車の意味が旅客車の意味のようです。つまり、我々が通常捉えている客車の意味とは違うようです。

なので、ディーゼル車として使われるそうですよ。ライトが増設されているらしいですが、代わりに運転席上部のライトは撤去されています。車両の建築限界等の理由とかで向こうでは基準が通らないらしいですね。

11852: by 管理人 on 2022/10/05 at 22:40:08

>>とっくんさん、コメントありがとうございます。

報道では全部廃車になるそうですね。

なんでもそうですが、一番最初の形が完成された形ですよね。そこから変更やクオリティを向上させるためにデザイン変更しますが、それが逆にマイナスになることもあるのです。すっきりしたキハ281系の方が印象はいいですが、冬季の視界不良時などを考慮すると、前照灯の数が多い283系以降の方が・・・と現場的にはなるのでしょう。

11853: by 管理人 on 2022/10/05 at 22:46:28

>>ATS-DNさん、コメントありがとうございます。

振り子は酔うと言う話を聞きますが、実際に乗車していると、その場面に遭遇したことがないんですよ。

どの程度の割合で酔うのかも未知数ですし、実際に酔うと紹介されていたから、それが書籍などで単に広まりすぎたからと言う見方もできます。

381系などとは異なり、車体が急激に傾くわけではないので、同車よりは酔い対策はしているはずですよ。

古い車両ですが、いまだに万人受けするキハ281系。実は故障も少なくてキハ183系が一部使えなくなった2013年以降も、安定した輸送が実施されていました。

やっぱり古くてもキハ281系の印象や思い出の方が大きいはずです。なくなるのは残念ですが、北海道の鉄道に残した功績は大きく、それが現在のキハ261系にも継承されているので、キハ261系の後継車でもそれを継承し続けていってほしいですね。

11854: by 管理人 on 2022/10/05 at 22:52:55

>>千葉日台さん、コメントありがとうございます。

デビュー当時の「スーパー北斗」はほとんどの列車が表定速度を100km/hを超えていたと思います。

昔ネット上の資料で、キハ283系時代の晩年の特急「スーパー北斗2号」で、所要時間3時間11分で表定速度がギリギリ100km/hオーバーでした。なので、1往復以外の列車については、朝・晩を除いて3時間3分とか4分の列車が多かったので、100km/hをオーバーしていたと思いますよ。

四国の2000系が出てきたあたりから特急気動車は凄い性能を見せるようになったので、それよりも加速性能が劣る電車は特にその性能の低さに残念な気持ちにもなりましたよね。

故障も少なく、安定した輸送を実施した28年でしたね。

11855: by 管理人 on 2022/10/05 at 22:55:47

>>ナナッシーさん、コメントありがとうございます。

故障が少なかったとはいえ、デビュー当時から予備車両が少ないことや、運用における1日の走行距離を考えたら、相当な距離数を走り込んでいるはずです。距離数は公表されていませんが、おそらくこれまで廃車になった車両と比較しても上位に食い込むでしょう。

試作車の中間車は先日五稜郭に廃車回送されたようですね。

11856: by 管理人 on 2022/10/05 at 22:58:40

>>旭アサさん、コメントありがとうございます。

最終的には8両の増備で収まりましたが、元々それ以前に過剰とも言うべき車両数が函館に配置されていたので、増結用を一切考慮せずに最低限の両数だけ投入し、281系を置き換えることができました。

先日朝日新聞でも報道されていましたが、石北に283系が転用する理由にも、車両数が確保できなかった等の記載があったので、財政事情を考えると、高価な261系の増備はもう限界ということなんでしょうね。

11857: by 旭アサ on 2022/10/06 at 11:30:12

なんだろう、嘘つくのやめてもらっていいですか?
もともと多めに配置されたのなら、置き換え用がたったの8両のみという書き方は適切ではないですよね。
悪意のにじむ文章は誤解を生み信頼を損ないます。

11858: by 777 on 2022/10/07 at 02:42:06 (コメント編集)

キハ281系は約28年間大きな故障や事故を起こすことが無く走り続けてくれました。
札幌と暖かい道南方面の間だけを走ってきたのも一つの理由だと思います。


私の好きな特急車両であり、最新のキハ261系が投入されても極力キハ281系が担当する列車を選んで乗るくらい好きでした。
平成6年デビューの車両ですが、令和になってもデザインは最新の車両と比べて見劣りすることもなく、正に北海道のスーパースターと言って良いと思う車両だと思います。

先月、往復キハ281系に乗って函館まで行ってきて最後の走りを堪能しました。HEAT281塗装車にも乗れて思い残すことはありません。ただ車両自体が少しくたびれてきたかな?とは感じました。今もデビュー当時のダイヤで走り続けていたらもう少し早く引退していたのかも知れませんね。

函館に遊びに行ったり、スーパー白鳥や新幹線に乗り継いで津軽海峡を渡るときにお世話になったキハ281系、約28年間の活躍お疲れさまでした。

11860: by 管理人 on 2022/10/07 at 23:13:27

>>旭アサさん、再度コメントありがとうございます。

嘘の記載はしているつもありはありません。実際に8両が投入されたこそ、その後においてキハ281系が廃車されたり、置き換えられています。

以前からブログ記事でも掲載しているとおり、車種統一は多くなればなるほどその威力を発揮するものであり、キハ281系置き換え時にようやくその利点が生かされた形になります。

実際に鉄道ホビダスのキハ261系最終増備車甲種輸送記事にも、当記事と同様の記載としているので、有名な鉄道サイトがそう紹介しているのだから、嘘ではないことは事実ですよ。

実際に嘘なら、旭アサ様以外の方からも嘘だというコメントを既にいただいているはずですからね。

11861: by 管理人 on 2022/10/07 at 23:18:47

>>777さん、コメントありがとうございます。

キハ281系については、30年近く経過した現在でも、そのデザインは最新車両と比較しても遜色ないですよね。

同じ「北斗」とはいえ、キハ281系充当列車の方が速く、しかも2号については登別駅、洞爺駅通過という特権がありました。これらは261系に継承されましたが、時刻表上では同じ列車でも、特別感はやはり281系の方がありました。

車両がくたびれているのは確かで、加速中にエンジンからの振動が車体全体に大きく伝わるようになりました。特に荷棚付近からの振動は酷く、これはキハ85系などでも同様で、やはり長年使用していると、劣化症状は出てしまいますよね。

あとはファイナルランを残すだけになりました。結局保存されることなく全部廃車になるのは残念です。

▼このエントリーにコメントを残す