2022年も北海道内を駆け巡った「ロイヤルエクスプレス」
臨時列車 - 2022年10月05日 (水)
今年も北海道内を走った「ロイヤルエクスプレス」が昨日、札幌を出発して本州に向けて戻っていったようです。

一昨年撮影した写真をまず掲載しますが、通常であれば、牽引するディーゼル機関車2両は黄色いのです。


しかし今年は、そのうちの一方が原則として原色カラーでの運転となり、黄色いディーゼル機関車2両による重連運転は実現しませんでした。
昨年は営業運転前の試運転時に一方が原色カラーによる重連運転が見られました。



また、今年は運行中に車両不具合で釧路から札幌へ急遽回送されたり、遠軽駅でディーゼル機関車の車両点検、網走駅構内でもディーゼル機関車の車両不具合と、今年は車両不具合が悩まされた年でした。
そこで、最後の2回、正確には今年の運行は8回ありましたが、7回目の旭川から札幌と8回目全ては最後の写真のように、急遽ノロッコ号で使用する牽引機に変更されて運行しました。
それだけ、車両繰りに苦労した状況が伺えました。
牽引を担うDE15形ディーゼル機関車は、北海道では元々除雪車として冬季は前後にラッセルヘッドを装着して使用します。夏季になればラッセルヘッドを外して臨時列車に使われたり、車両不具合の際の救援機として使用されます。
牽引する機体は車齢が40年以上が経ち、老朽化が進行しています。故障してしまうと致命的です。黄色いディーゼル機関車が復帰できなかったのも、修繕に苦労したのか、部品の確保が困難等の理由が考えられるでしょう。
元々は現状よりもあリましたが、老朽化が激しいことを理由に、ここ数年で一部が廃車となりました。これにより、冬季の除雪に必要な車両を確保できなくなったとして、「流氷ノロッコ号」の運転が終了し、代わりに「流氷物語号」が運行するようになったのです。それだけ、維持するのにも大変な状況になってきています。
元々車両を牽引できるとはいえ、客車を牽引するよりも重い電車を無動力状態で牽引し、しかも石勝線や石北本線といった勾配が続く路線を連続して走行すれば、車両側にも相当の負荷がかかります。
本来の任務は冬季における除雪車ですから、夏季の運行でトラブルを起こし、冬季の運転に支障が出る事態になったら困ります。「ロイヤルエクスプレス」の北海道での運転が続くのも牽引機の体力次第といったところでしょうか?
今年は車両故障に悩まされて課題が残った年でした。来年以降も運行するのかは知りませんが、運行に際し、そろそろ限界が来ていることは言うまでもありませんね。
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一昨年撮影した写真をまず掲載しますが、通常であれば、牽引するディーゼル機関車2両は黄色いのです。


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昨年は営業運転前の試運転時に一方が原色カラーによる重連運転が見られました。



また、今年は運行中に車両不具合で釧路から札幌へ急遽回送されたり、遠軽駅でディーゼル機関車の車両点検、網走駅構内でもディーゼル機関車の車両不具合と、今年は車両不具合が悩まされた年でした。
そこで、最後の2回、正確には今年の運行は8回ありましたが、7回目の旭川から札幌と8回目全ては最後の写真のように、急遽ノロッコ号で使用する牽引機に変更されて運行しました。
それだけ、車両繰りに苦労した状況が伺えました。
牽引を担うDE15形ディーゼル機関車は、北海道では元々除雪車として冬季は前後にラッセルヘッドを装着して使用します。夏季になればラッセルヘッドを外して臨時列車に使われたり、車両不具合の際の救援機として使用されます。
牽引する機体は車齢が40年以上が経ち、老朽化が進行しています。故障してしまうと致命的です。黄色いディーゼル機関車が復帰できなかったのも、修繕に苦労したのか、部品の確保が困難等の理由が考えられるでしょう。
元々は現状よりもあリましたが、老朽化が激しいことを理由に、ここ数年で一部が廃車となりました。これにより、冬季の除雪に必要な車両を確保できなくなったとして、「流氷ノロッコ号」の運転が終了し、代わりに「流氷物語号」が運行するようになったのです。それだけ、維持するのにも大変な状況になってきています。
元々車両を牽引できるとはいえ、客車を牽引するよりも重い電車を無動力状態で牽引し、しかも石勝線や石北本線といった勾配が続く路線を連続して走行すれば、車両側にも相当の負荷がかかります。
本来の任務は冬季における除雪車ですから、夏季の運行でトラブルを起こし、冬季の運転に支障が出る事態になったら困ります。「ロイヤルエクスプレス」の北海道での運転が続くのも牽引機の体力次第といったところでしょうか?
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