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【コラム】JR北海道の車両のデザイン

久々のコラム記事です。

今回はJR北海道の車両のデザインについて。





先日記事で掲載したとおり、苫小牧〜室蘭間で現行のキハ143形を置き換えるために投入される737系。3年前に公式発表された「JR北海道グループ長期経営ビジョン」時点では、既存の733系ベースのワンマン電車のイラストとしていましたが、実際にデビューすることになったのは2ドアで形式も全く新しい電車になりました。



737系のエクステリアを見ていると、先に登場しているH100形のデザインの要素を取り込んでおり、前面は黒く、H100形と同じ視認性向上を目的として、JR北海道のコーポレートカラーであるライトグリーンと警戒色の黄色を入れたデザインとしています。



ただ、前面に警戒色を配したにしても、キハ261系1000番台のように、貫通扉部分ほぼ全面に採用されているわけではありません。つまり、同時期に登場している車両の割には、「統一性」というものが見られないのです。ここが新しい車両が登場していくうえで非常に残念な部分です。










北海道の特急車両を見ていると、現在はキハ183系と785系を除き、全てこの高運転台スタイルの先頭部をもったデザインが特徴です。

自動車メーカーからデザイン担当の人間からデザインについて勉強し、生まれたのがこの「げんこつスタイル」という先頭形状です。

これを長年にわたって採用してきていることもあり、すぐさまJR北海道の特急車両だということがわかります。789系などでは、外装の色が青系ではないにしても、先頭形状を見れば、JR北海道の特急車両だということがすぐにわかります。

特急車両においては、デザインにおける伝承や継承を受け継がれ、最新のキハ261系にも採用されています。このデザインの素晴らしいところは、古さを感じさせないカッコイイデザインが長年にわたって維持されていることです。先日、キハ281系が28年の活躍をもって引退しましたが、決してその年数を感じさせないのです。

しかもこの形状はデザインありきではなく、元々は日高本線で発生した踏切事故で、当時の運転士が両足切断という重症を負ったことから、運転士保護を目的として、運転席を高い位置とする必要がありました。つまり、この「げんこつスタイル」は機能性を持たせつつ、デザイン性も優れているのです。

管理者としては、これがJR北海道のブランドアイデンティティと思っていますが、これを車両に持たせることは非常に重要ですよね。

アイデンティティの解釈は、昨今では多岐に渡りますが、社会から認められるにはどうすればよいか、どういった価値を提供していくかを形にして、自分たちへ、または周囲へ発信していくことです。

これを強いものにすれば、1番にはならないにしても、社会として認められる、受け入れられる存在へと成長していきます。

管理者は自動車も好きなので、自動車の話へと脱線していきますが、例えば、ポルシェ、BMW、MINIといった自動車メーカー。実に不思議なことで、我々車好きじゃない人間でも、外装を見ればわかるデザインです。

ポルシェは、例えば昔からあるクーペスタイルの911は、大昔からあのデザイン、車体形状です。そして、ポルシェとわかる丸目のヘッドライト、それのみならず、アニメや漫画にも登場してきます。性能も然り、世界が認める自動車あるいは自動車メーカーです。これはMINIにも同じことが言え、現在は車種が増えてクロスオーバースタイルのものも多岐にわたってバリエーション展開していますが、それでも一目見ればMINIとわかるデザインです。

BMWにしても、リアの形状は大きく変更してしまいましたが、それでも前面のデザインを見れば、セダンだろうがワゴンだろうがSUVだろうが、みんなBMWとわかるデザインです。

これらに共通することは、ちゃんと昔からデザインを継承しているのです。

これら自動車、自動車メーカーは世界に名を轟かせています。自動車メーカーとして世界のトップはトヨタですが、バリエーション展開や歴史を辿っていけば、いかにこれらのメーカーの方が凄いかがわかります。このあたりは、JR北海道の特急車両のデザインと同じ考え方であり、やはり独自でアイデンティティを持っていることによって、長きにわたって、そしてこれからも自他ともに認めるブランドへと成長していくのです。



自動車メーカーにおける世界のトップシェアはトヨタです。ただ、車種の展開や歴史を辿るとアイデンティティ、主張が強いかというとそうではないのです。

ポルシェやBMW以上に、バリエーション展開が豊富でより多様なニーズに応えられるからこそ、シェアは1位なのです。これは当たり前ですよね。

例えば、今話題の新しいクラウン。既に2万台を受注しているようで、納車は来年初頭から開始されるようです。トヨタのフラッグシップであり、登場時期における最新の技術を投入してきた車ですが、その歴史を辿ってみると、そんな車でもBMWのように大昔から特徴あるデザインを継承しているわけではなく、モデルごとに外装が大きく変わっています。しかも、日本国内においては、セダン市場の低迷、SUV市場の急拡大に伴い、クラウンは年々販売台数が落ち込んでいました。

新しくなったクラウンについては、数年前からSUV化の噂が流れていました。一方でセダンのまま継続するという話もありましたが、結局は先に発売しているクロスオーバー、セダン、ハッチバック、ワゴンと今後4種類のバリエーション展開となります。今回のモデルから本格的に世界販売を視野に入れていますが、このあたりは、トヨタ内でも社会から認められるにはどうすればよいか、どういった価値を提供していくか、まさにアイデンティティにおいて迷いがあったことは言うまでもありません。

ここがしっぱりと確立していれば、セダン一本で勝負できる車なのです。トヨタが悪いですが、トヨタのフラッグシップとして際立たせるためにはどうすればよいのか、レクサスとはまた違う価値観を提供するにはどうすればよいのか、このあたりを明確にしなければクラウンですら、生き残ることが難しい時代です。

それほど、やはりメーカーのアイデンティティは重要なのです。日本車というのはこれが希薄で、例えば昨今のトヨタの売れ筋の車を見ても、どれも伝統のある車種ではなく、最近出てきた車種ばかりです。トヨタの中で、そういったものが確立し、長年愛され、販売台数もある程度維持している車種といえば、ハイエースとランドクルーザーぐらいしかないでしょう。今後はこれにアルファードが仲間入りするかどうかです。

これらの車種については、ブランドアイデンティティが確立されているからこそ、世界においても、ライバルになり得る車種が少なかったり、圧倒的に勝っているからこそ、ポルシェやBMWのように長年にわたって愛され続けているのです。ただ、モデルが変わるごとにデザインの継承点が少ない点については、今後の課題です。


管理者は自動車メーカーにおいて、欧州車を高く評価していますが、やはりキハ281系のように長年にわたって古さを感じさせない愛されるデザインというのが凄いところで、例えば街並みにしても美しい景観が維持され続けます。日本のように不規則で統一性のない街並みではないのです。それがやはり自動車開発にも反映されていると思っています。

しかもそれが外装だけでなく・・・





中身もこだわっているというのが凄いですよね。

キハ261系や789系0番台の内装ですが、デンマーク国鉄との共同デザインです。20年以上前から採用されている内装。今年増備されたキハ261系1000番台の最終増備車も内装はほぼ同じです。にも関わらず、古さを感じさせないデザインはやはり凄いです。

加えて、床に採用されている「ダイアゴナルパターン(斜め模様)」。このデザインを採用することで、空間を広く見せる効果があります。こうした空間演出というのは、我々日本人では思いつきません。我々はいかにして快適な空間とするか、そうした外側の部分だけに目が行ってしまいがちです。

特急車両において、このダイアゴナルパターンの内装が採用され続けたことは、やはりアイデンティティが確立されているからこそできたことだと思います。一方、昨今までにJR北海道は経営難に陥り、車両の老朽取替において、余計な投資ができなかったという見方もできますが、当時のデザインが優れていたからこそ、20年が経過した今でも通用するのであって、このあたりは、ある意味で救われた点でもありました。



話は戻りますが、来春デビューする737系。外装は残念ですが、逆に管理者としては期待している点もあります。それは、キハ281系のように、737系のデザインが新たな出発点、門出として今後の登場する車両へ反映されれば、デザインの継承等に関しては、一定の効果が得られます。JR北海道としての新たなブランドアイデンティティが確立されることでしょう。

冒頭や以前の記事では触れていませんが、内装については、イメージを見る限りでは、3ドアから2ドアに変更されてはいるものの、既存の733系の雰囲気が継承されています。

内装はシートが733系や735系とは異なる暗くすることで、落ち着き感を感じさせています。また、乗降扉を淡いピンク色としているようですが、この点については、733系1000番台の「はこだてライナー」で函館の赤レンガ倉庫連想させる目的で、茶系の配色としたことで、2年前に初めて乗車した際に座席の配色は従来どおりとしながらも、質感が大きく向上していると感じました。そこで、乗降扉周辺を似たような配色とし、加えて、車内全体もそれに合わせた配色とすることで、内装に関しては、既存の733系から大きく質感が向上すると予想しています。

内装については、管理者も楽しみです。

今後登場する電車としては、快速「エアポート」で使用する721系の置き換え計画があります。実際に何年後に実施されるのかは不明なものの、3年前に公式発表された「JR北海道グループ長期経営ビジョン」では、2023年度からの予定であることが記載され、733系に更新される旨が記載されています。一方、「JR北海道グループ中期経営計画2023」では、今年度から老朽取替を実施する予定としており、果たしてどの情報が正しいのかはわかりません。

ただ、前者については、既存の733系ベースのワンマン電車のイラストとしていました。ワンマン電車を新形式とするのか、733系を2両編成化するのかまだ検討段階であった様子が伺え、3年を経て正式に新形式としてデビューすることになります。もちろん、新形式を登場させ、電車として大きく進化させてしまった以上、快速「エアポート」を現行の733系をそのまま反映させるとは言い切れなくなりました。

上記のとおり、737系では特に内装の質感が向上しており、新採用されるアルミ合金製の車体等、地方のワンマン電車に採用されて看板列車である快速「エアポート」がそのまま733系の増備となれば、管理者としてはそれは疑問が残ります。

やはり新しい技術が採用されたのだから、その後に登場する721系の快速「エアポート」の置き換え用の車両についても、やはりそれら新技術が採用されるべきなのです。

721系の当初の置き換えが実施されるはずだった2018年度。そこから4年が経過しましたが、未だ置き換えられておらず、一体いつになったら置き換えられるのかわかりませんが、737系の技術を取り入れた車両になることを期待するとともに、車両のデザイン等が今後において継承され続けていくことを期待します。













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コメント
11937: by 通過 on 2022/10/30 at 22:47:19

側面の桜色がよく分からないんですよね。あんまり走る地域に桜のイメージも無いですし。冬季の視認性にも特に資さない色ですよね…ラッピングにも金がかかるでしょうし、何だかなぁ。
時期特急電車くらいはしっかりして欲しいですね。

11945: by ナナッシー on 2022/10/31 at 20:14:58

こんばんは
721系とほぼ同期のNN183系は来年のダイヤ改正で撤退します。一方785系は引退しそうで中々引退しません。付属編成でいた頃が今となっては功を奏しているようです。

721系より少し後にデビューした221系は大規模なリニューアル工事を実施したので、10年から20年近く活躍しそうです。
未だに103系が播但線などで使われていますからねぇ。

11949: by 管理人 on 2022/11/02 at 22:57:59

>>通過さん、コメントありがとうございます。

新時代の新しいJR北海道の車両の第一歩ということなのでしょう。色々デザインなども試行錯誤されたところがあって、従来のデザインから統一性もあまりないです。

ただ、これが今後のベースとなり、これ以降の車両のにおいて発展に寄与していただければと思います。

11950: by 管理人 on 2022/11/02 at 23:04:11

>>ナナッシーさん、コメントありがとうございます。

過去の使い方やリニューアルなどで、同じ車齢も引退時期で明確な差が出ますよね。

785系も次回は全般検査を通さないだろうし、数年後には引退ではないでしょうか?721系も3両編成の置き換え計画が出ていないのは気になります。

JR西日本は大規模なリニューアル工事を実施する車両は今後も活躍が期待されます。サロンカーなにわなど、普通列車用のみならず、走らせないなどして長持ちさせていますよね。その分維持費がかかりますが、今のご時世では古い車両の延命は消極的なので、古い車両が好きな人にとっては嬉しいですよね。

11952: by 若潮 on 2022/11/03 at 12:06:21 (コメント編集)

こんにちは。
車に関してですが、述べられたハイエースとランドクルーザーは「造り続けなくてはいけない車」になっていますね。トヨタ以外ではデリカがそうなりつつある感があります。必要としている人が世界的に多い現れです (デリカは国内限定ですが) 。特にランドクルーザーは、メルセデスGクラスやレンジローバーでは代替にならないかと言われると「ならない」と多くの国で言われるそうです (詳しい理由はここでは割愛します) 。
街並みに関してですが、日本でも小京都といわれる場所を含め、統一性のある街もあります。要は住民の意識がきちんとしているかどうかではないでしょうか。
統一性というと、E7系を除く最新の新幹線車両がカモノハシ顔なのも「一目で日本の新幹線とわかる」事に貢献しているのではないでしょうか。トンネル微気圧波対策の結果であり、忌避反応を示す人もいますが。

11954: by 管理人 on 2022/11/04 at 00:16:12

>>若潮さん、コメントありがとうございます。

仰るとおり、ハイエースにしても、ランクルにしても、代替車種がないので、造り続けなければならなくなっていますよね。

対抗車種になり得る車もありますが、故障の少なさ、耐久性、寿命、ユーティリティを考えると、これらに敵うライバルはいません。上質な欧州車でも、これらの車両は造れないのです。

街並みに関しては、本気でやれば、その景観は維持し続けることができます。要は自治体のやる気次第ですよね。

どうしても経済優先になると、それが後回しになってしまいます。今のところ、経済と景観を両立する方法というのは、いくらか書籍等で方策は寝られてはいるものの、実際に実現した例は日本ではないはずです。

デザインの統一は重要で、やはり長年愛されたり、そのブランドが長く生き残れる1つの要素にもなります。日本の新幹線も技術、それからくるデザインが評価されて実際に海外への輸出にも成功しています。今後の課題はコストの兼ね合いですね。

11957: by 若潮 on 2022/11/05 at 19:01:03 (コメント編集)

こんばんは。度々すみません。

> 対抗車種になり得る車

ハイエースの場合は非常に分かりやすく、日産のキャラバン (輸出名;NV350アーバン) が該当しますね。依然、ハイエースとは1;8もの販売数の開きがありますが、かなりのし上がってきました。
かつては1;16位開きがあり、スライドドアを開けたまま片輪を段差に乗り上げると車体が歪んで閉まらなくなってしまう (キャラバンに限らず、バネットやプレーリーなど日産のスライドドア車はみんなそうだったらしい) など、それだけの販売の開きが開きができてしまう品質の低さでしたが、現在は「最強のニセハイエース」と言っていい状況になりましたね。

> 日本の新幹線も技術、それからくるデザインが評価されて実際に海外への輸出にも成功しています

ただ、インドのアーメダバード~ムンバイ間にE5系ベースの車両の投入が決まった一方、台湾の700Tの後継は残念ながら日本の車両ではなくなりそうな雲行きです。

Gクラスやレンジローバーがランクルの代替になり得ないのは、故障時に修理ではなく部品交換で対応する欧州車の考え方故です。
恵まれた国では長く使う事に寄与できていいのでしょうが、僻地ではその場での修理を難しくし、部品ストックがない場合部品が届くまで車が使えなくなってしまいます。
ジープならそういう問題はないのですが、こちらは欧州車とは別の問題が。。。

11960: by 管理人 on 2022/11/11 at 22:42:46

>>若潮さん、再度コメントありがとうございます。

確かに、日本国内ではハイエースのライバルはキャラバンですが、海外に目を向けたら??になるんです。

海外だとハイエース一強状態で、特にタイでは絶大な人気ですよね。中古車市場もディーゼル車は引き合いが強いです。

キャラバンもハイエースに外装はそっくりですが、品質は真似できませんよ。

台湾で700T形の輸出に成功しましたが、後継車両は車両の製造費用で折り合いがつかず、結局日本製ではなくなってしまいました。近年、日本製の鉄道車両の製造費が高騰しており、特急気動車も1両2億未満だったのが、2700系やキハ261系5000番台をみると、3.5億円や4億円の時代です。材料費の高騰なのか、デザイン等で金をかけているのか不明ですが、良き技術を持っていても、割に合わない値段と判断されたら敬遠されてしまいますよね。

外車はどちらかというと、部品交換対応が多く、ユーザーも数年単位で乗り換えるケースが多いです。対して、ランクルやハイエースを必要とする国では、パーツ交換よりも修理対応で済ます傾向が多く、所有年数も10年以上ということも多いです。交換すればなんとかなるという欧州車の考え方では無理なケースが国や使用環境によって生じてきます。

このあたりは、地域別に考え方が様々なので、面白いですよね。

12036: by 若潮 on 2022/12/03 at 12:15:41 (コメント編集)

3度目のコメントすみません。

DF200機関車も確か、そのヨーロッパ流の「ちょっとした故障でも修理ではなく部品交換」流儀が原因で、50番台からは小松製作所製になったんじゃありませんでしたっけ。

12050: by 管理人 on 2022/12/04 at 23:13:00

>>若潮さん、再度コメントありがとうございます。

DF200も途中からエンジンが国産になっていますよね。

欧州の考え方は壊れたらパーツ交換が一般的です。故障したらパーツ取り寄せになる場合が多く、すぐに復帰できないとなれば運行に支障が出ます。

それが理由か定かではありませんが、50番代以降はコマツ製のはずです。

12189: by 龍 on 2023/01/02 at 00:20:46 (コメント編集)

個人的には、個性的で魅力的なデザインの車両はあってほしい。ただ、迷惑な撮り鉄を大勢呼び寄せるくらいなら、画一的でダサい車両の方がずっとマシだし、ワンオフだと部品の調達が難しいので、それはメンテナンスの上で困る。会社側の都合と言ってしまえばそれまでだけど、優先すべきは普段利用する乗客や現場の職員、経営者の意見であって、滅多に利用しないくせに文句ばかり言う鉄道ファンではない。語弊を恐れずに言えば、「ロングシートで何が悪い。画一的で無個性で何が悪い」。

12196: by 管理人 on 2023/01/05 at 23:17:46

>>龍さん、コメントありがとうございます。

今の日本では、コストカットと合理化、汎用性は必須ですよね。

通勤のみならず、空港アクセスにも使えるように広い通路、定員数の確保。そして従来の車両との共用ということで、やはりロングシートが推進されるわけです。ホントは転換クロスシートの方が有難いですが、会社方針には逆らえません。

あと、ロングシートだとシートを転換する手間も省けます。清掃もしやすいでしょう。こうしてみると、利点が多いです。北海道ではもうてんかんクロスシートは余程のことがない限り推進されないでしょう。

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