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留萌本線の石狩沼田〜留萌間の廃止日を来年4月1日へ繰り上げへ

留萌本線の留萌〜増毛間が廃止されて既に6年。





最終日は臨時列車を出したりと、沿線は盛り上がっていました。旭川駅発着というのも魅力の1つで、道北方面からの利用も多かったと思います。

そんな留萌本線ですが、今年の9月9日にJR北海道が国交省へ残存している石狩沼田〜留萌間の鉄道事業廃止届出を提出しました。






廃止予定日は来年の9月30日となっていましたが、本日、4月1日に繰り上げの届出を行ったことがJR北海道から正式に発表されました。

この仕組みについて、もう一度おさらいしましょう。


鉄道事業を廃止しようとする場合、自分たちで勝手に決められるものではありません。鉄道事業法第二十八条の二に基づき、鉄道事業者は、鉄道事業の全部又は一部を廃止しようとするときは、廃止の日の一年前までに、その旨を国土交通大臣に届け出なければならないという決まりがあるのです。

廃止予定日が来年の9月30日です。廃止届提出が9月9日であり、鉄道事業の廃止予定が1年以上先であることから、これは有効となります。

ただし、例外があるのです。


同じく、鉄道事業法の規定によると、

2 国土交通大臣は、鉄道事業者が前項の届出に係る廃止を行つた場合における公衆の利便の確保に関し、国土交通省令で定めるところにより、関係地方公共団体及び利害関係人の意見を聴取するものとする。
3 国土交通大臣は、前項の規定による意見聴取の結果、第一項の届出に係る廃止の日より前に当該廃止を行つたとしても公衆の利便を阻害するおそれがないと認めるときは、その旨を当該鉄道事業者に通知するものとする。
4 鉄道事業者は、前項の通知を受けたときは、第一項の届出に係る廃止の日を繰り上げることができる。
5 鉄道事業者は、前項の規定により廃止の日を繰り上げるときは、あらかじめ、その旨を国土交通大臣に届け出なければならない。



この例外に当たるのが、近年北海道では留萌本線の留萌〜増毛間の廃止と日高本線の鵡川〜様似間の廃止でした。

先に廃止された留萌本線の留萌本線の留萌〜増毛間については、廃止予定日が2017年4月29日だったのに対し、鉄道事業廃止届の提出が2015年8月10日でした。ですが実際は2016年12月5日で廃止となっています。また、日高本線の鵡川〜様似間については、廃止予定日が2021年11月1日だったのに対し、鉄道事業廃止届の提出が2020年10月27日でした。ですが実際は2021年4月1日で廃止となっています。

このように、一定の条件を満たせば、廃止日の繰り上げが可能なのです。

繰り上げを実施する際の流れは、鉄道事業廃止届提出後、北海道運輸局の主催で意見の聴取が行われます。そこで、JR北海道が廃止日の繰上げを実施したい旨の陳述を行います。これを受け、国は鉄道事業法の規定に基づき、路線の廃止を行った場合における公衆の利便の確保に関する意見の聴取を行います。

その結果、廃止日を繰り上げたとしても公衆の利便を阻害するおそれがないと認められた場合、廃止日の繰り上げが可能になり、今回もそれが認められ、届出が出されました。


そして、先日12月1日に国交省北海道運輸局は、公衆の利便を阻害するおそれがないとして廃止繰上げを容認し、来年4月1日に廃止されることになりそうです。

今年度の事業計画においても、持続可能な交通体系の構築について、留萌本線(深川〜留萌間)と根室本線(富良野〜新得間)は早期の鉄道事業廃止とバス転換を目指すと明記されており、残った深川〜石狩沼田間も3年後をめどに廃止する予定の報道もあります。

これを受け、JR北海道も当初は存続に難色を示していましたが、とりあえず、将来的な廃止を視野に入れ、当面はJR北海道が単独で残る深川〜石狩沼田間を維持します。残す区間で将来的に鉄道を残していくには、やはり沿線自治体がその費用を補填しなければならず、それができなければ廃止しかないのです。

また北の鉄路が短くなりますが、元々産業で栄えた、敷設された路線ですから、役目を終えたのであれば閉じなければなりません。そろそろダイヤ改正資料が発表される時期となりましたが、来年はどのような見直しがあるのか気になります。











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コメント
12071: by 江東の住人 on 2022/12/10 at 07:04:03

本来なら1987年4月1日、いやそれ以前に廃止すべきだった路線です。
その間にここで使われた金はいくらになるのでしょう?
これは壮大な無駄遣いであり、それだけの金があればキハ283があと何編成増備できたことか…

12073: by 礼文 on 2022/12/10 at 09:55:06

やはりこの路線も廃止繰り上げとなりましたね。

あとは富良野-新得の廃止時期の決定だけですが、沿線住民が不通区間復旧と反対運動を展開している影響かまだ未定となっています。
何故今になって乗りもしなかった人達が出て来ているのかは解りかねますが、今後他地方で起こりうる廃止議論の1ケースとして早急に解決して貰いたいものです。

個人的には存続を希望する住民だけで財団法人を立ち上げ、運用させてみればいいと思いますが。
使いもしない鉄道模型を納税者だからという建前で運用を国や道に丸投げする姿勢に辟易としてきました。

12074: by 管理人 on 2022/12/12 at 23:20:40

>>江東の住人さん、コメントありがとうございます。

本来であれば、民営化前に決着をつけるべきでした。

北海道では長大4線と言われた赤字路線も一旦廃止保留とし、その間に民営化されてJR化以降に廃止になりました。やはり民営化前に不採算路線は決着をつけるべきであり、回すことができなくなったから民営化し、その国の責任をJRに押しつけているのです。

経営安定基金で回せると思った、あるいはJRも都市間の高速化でなんとかできるという双方の甘い考えがここまできてしまいました。

最初から整理しておけば、大量の国税をJRに投入しなくても済んだはずです。人も減らすこともなかったでしょう。JR北海道が地に落ちることもなかったでしょう。これからは早めに決着をし、本当に必要な区間だけを残していくべきです。

本州もそのような傾向になってきました。前例の北海道のようなことがないように進めてほしいと思います。

12076: by 管理人 on 2022/12/12 at 23:30:54

>>礼文さん、コメントありがとうございます。

廃止は徐々に行なっていますが、同時に2つの路線や区間を廃止にするということは、過去にみてもほとんどありません。一定の時期に1つずつ減らしていく形です。

どうしても残したいのであれば三セク化すればいいのです。ですが、お金がないからそれもできないのです。

基本的に今まで関わってもいなかった人間がうじゃうじゃと出てくるだけですから、そういったものは無視です。それでも困る人間がいれば、自治体でデマンドバスを買って走らせれば良いです。目的地から個々人宅まで送迎するという戸口から戸口への移動を可能にすれば、鉄道なんて要りませんよ。

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