2023年3月ダイヤ改正まとめ
その他あれこれ - 2022年12月18日 (日)
今後詳しくお伝えしていきますが、金曜日にダイヤ改正内容が発表されたので、今回は概要版としてお伝えしていきます。
ダイヤ改正日は2023年3月18日(土)です。
【札幌・旭川~網走・特急オホーツク・特急大雪】
現在、札幌・旭川~網走間の特急「オホーツク」・特急「大雪」はキハ183系による運転となっていますが、全てキハ283系による運行とし、所要時分の短縮を図ります。1年のときを経て、キハ283系が営業列車として復帰します。
比較的製造年が新しい残っている25両を継続使用します。グリーン車を全て廃車にしたことで、グリーン車は連結されず、所定の編成も現在のグリーン車分を引いた4両編成から3両編成へと短くなります。ただし、利用状況に応じて増結を実施する運行体系とします。
特段大きな改造等は実施されず、塗装変更なども実施しません。キハ283系は振り子式車両ですが、これも使用しない方針です。
現行ダイヤと比較して、特に石北本線内で所要時分の短縮が図られます。札幌〜網走間で平均2分(最大5分)、旭川〜網走間で平均4分(最大7分)短縮します。
1両あたりの出力が向上していることが主な理由ですが、もう1つ注目すべき点として、全車両が2エンジン搭載となっていることです。
キハ183系の一部車両のような1軸駆動の車両とは異なり、駆動軸が自動的に最低2本確保されることで、急勾配区間における登板性能及び、空転対策という点においては、キハ283系の方が優れます。これまで長らくの間、1年に何回かは急勾配区間で車輪の空転によって引き返しを余儀なくされたりしました。今後は絶対に空転しないわけではありませんが、登板性能向上によってより安定した輸送が確保できることは言うまでもありません。

【札幌~旭川・特急ライラック】
通勤・通学時間帯における輸送改善として、現行の特急「ライラック3号」の札幌駅発車時刻を37分、特急「ライラック5号」の札幌駅発車時刻を30分それぞれ繰り上げます。
特急「ライラック5号」の札幌駅発車時刻を8時ちょうどに繰り上げることで、現行の8時30分発の列車はなくなり、次の列車は特急「カムイ7号」の9時ちょうどまで1時間間隔が空く点はご注意ください。
通勤・通学輸送時の利用向上が理由で、早朝に札幌駅から発車する自由席や指定席の少ない特急「オホーツク1号」と特急「宗 谷」を補完する目的があります。

【北海道ボールパークFビレッジ開業に合わせたダイヤの見直し】
後日詳細をお伝えしますが、北海道ボールパークFビレッジ開業に合わせて、ナイトゲーム開催時の帰宅時間帯に臨時列車を設定します。これに伴い、通常のダイヤの見直しを行います。
北広島駅始発の臨時快速列車を6本設定するほか、札幌へ向かう特別快速「エアポート」2本を、ナイトゲーム開催時に北広島駅に臨時停車させます。また、北広島駅を20時以降に発車する札幌方面行き列車を全て6両編成で運転とします。
3月の開業予定ですが、肝心のキハ143形気動車置き換えが5月になります。その間に6両編成での運転をどう対応するのか気になります。

【一部土休日運休列車の毎日運転】
快速「エアポート」3往復6本と普通列車1本の土休日運休を毎日運転とします。

【ホームライナーの全車指定席化・毎日運転】
通勤・通学時間帯に手稲駅から札幌駅へ運行されている「ホームライナー」について、新たに号数を設けて全車両指定席化を行います。
現在は手稲駅から乗車整理料金が別途100円必要です。これが指定席化されてえきねっとやみどりの窓口で購入する場合、指定席は530円、グリーン席が780円になります。えきねっとのチケットレスサービスを使えば、指定席210円、グリーン席310円まで安くなります。
元々は手稲区の札幌運転所(札サウ)から札幌駅まで特急車両を回送する際の間合いとして設定されています。土休日は運休扱いとし、回送列車となりますが、ダイヤ改正以降は通年運行となります。実質の値上げです。

【富良野線にH100形を投入】
富良野線の旭川〜富良野間の38本全ての列車に新型のH100形を投入します。これにより、定期列車は100%全自動冷暖房化、車いす対応トイレなどを備えて利便性を向上させます。
ダイヤについては発表されていないため、ほぼ据え置かれると予想します。

【旅客駅】
ダイヤ改正を機に、日高本線の浜田浦駅が廃止となります。また、釧網本線の細岡駅が4月25日から11月30日までの季節営業に変更します。
以上が来年3月のダイヤ改正の大まかな内容です。H100形の投入が思ったほど進んでいないのが正直なところです。
特に、釧網本線と花咲線については、H100形のラッピング車が既に完成されているにも関わらず、H100形を投入しない方針には違和感があります。他の路線にもラッピングを施したH100形が来年度も投入されますが、明らかに投入する順番を間違っています。来年度投入予定の室蘭線、根室線、宗谷線を先に投入した方が花咲線ラッピングや釧網線ラッピングのように他路線で使用されることはありませんでした。
旅客駅の廃止も思った以上に進んでいません。北海道新幹線の札幌延伸も開業時期が分からなくなりました。北海道の鉄道は引き続き課題が山積みです。
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【札幌・旭川~網走・特急オホーツク・特急大雪】
現在、札幌・旭川~網走間の特急「オホーツク」・特急「大雪」はキハ183系による運転となっていますが、全てキハ283系による運行とし、所要時分の短縮を図ります。1年のときを経て、キハ283系が営業列車として復帰します。
比較的製造年が新しい残っている25両を継続使用します。グリーン車を全て廃車にしたことで、グリーン車は連結されず、所定の編成も現在のグリーン車分を引いた4両編成から3両編成へと短くなります。ただし、利用状況に応じて増結を実施する運行体系とします。
特段大きな改造等は実施されず、塗装変更なども実施しません。キハ283系は振り子式車両ですが、これも使用しない方針です。
現行ダイヤと比較して、特に石北本線内で所要時分の短縮が図られます。札幌〜網走間で平均2分(最大5分)、旭川〜網走間で平均4分(最大7分)短縮します。
1両あたりの出力が向上していることが主な理由ですが、もう1つ注目すべき点として、全車両が2エンジン搭載となっていることです。
キハ183系の一部車両のような1軸駆動の車両とは異なり、駆動軸が自動的に最低2本確保されることで、急勾配区間における登板性能及び、空転対策という点においては、キハ283系の方が優れます。これまで長らくの間、1年に何回かは急勾配区間で車輪の空転によって引き返しを余儀なくされたりしました。今後は絶対に空転しないわけではありませんが、登板性能向上によってより安定した輸送が確保できることは言うまでもありません。

【札幌~旭川・特急ライラック】
通勤・通学時間帯における輸送改善として、現行の特急「ライラック3号」の札幌駅発車時刻を37分、特急「ライラック5号」の札幌駅発車時刻を30分それぞれ繰り上げます。
特急「ライラック5号」の札幌駅発車時刻を8時ちょうどに繰り上げることで、現行の8時30分発の列車はなくなり、次の列車は特急「カムイ7号」の9時ちょうどまで1時間間隔が空く点はご注意ください。
通勤・通学輸送時の利用向上が理由で、早朝に札幌駅から発車する自由席や指定席の少ない特急「オホーツク1号」と特急「宗 谷」を補完する目的があります。

【北海道ボールパークFビレッジ開業に合わせたダイヤの見直し】
後日詳細をお伝えしますが、北海道ボールパークFビレッジ開業に合わせて、ナイトゲーム開催時の帰宅時間帯に臨時列車を設定します。これに伴い、通常のダイヤの見直しを行います。
北広島駅始発の臨時快速列車を6本設定するほか、札幌へ向かう特別快速「エアポート」2本を、ナイトゲーム開催時に北広島駅に臨時停車させます。また、北広島駅を20時以降に発車する札幌方面行き列車を全て6両編成で運転とします。
3月の開業予定ですが、肝心のキハ143形気動車置き換えが5月になります。その間に6両編成での運転をどう対応するのか気になります。

【一部土休日運休列車の毎日運転】
快速「エアポート」3往復6本と普通列車1本の土休日運休を毎日運転とします。

【ホームライナーの全車指定席化・毎日運転】
通勤・通学時間帯に手稲駅から札幌駅へ運行されている「ホームライナー」について、新たに号数を設けて全車両指定席化を行います。
現在は手稲駅から乗車整理料金が別途100円必要です。これが指定席化されてえきねっとやみどりの窓口で購入する場合、指定席は530円、グリーン席が780円になります。えきねっとのチケットレスサービスを使えば、指定席210円、グリーン席310円まで安くなります。
元々は手稲区の札幌運転所(札サウ)から札幌駅まで特急車両を回送する際の間合いとして設定されています。土休日は運休扱いとし、回送列車となりますが、ダイヤ改正以降は通年運行となります。実質の値上げです。

【富良野線にH100形を投入】
富良野線の旭川〜富良野間の38本全ての列車に新型のH100形を投入します。これにより、定期列車は100%全自動冷暖房化、車いす対応トイレなどを備えて利便性を向上させます。
ダイヤについては発表されていないため、ほぼ据え置かれると予想します。

【旅客駅】
ダイヤ改正を機に、日高本線の浜田浦駅が廃止となります。また、釧網本線の細岡駅が4月25日から11月30日までの季節営業に変更します。
以上が来年3月のダイヤ改正の大まかな内容です。H100形の投入が思ったほど進んでいないのが正直なところです。
特に、釧網本線と花咲線については、H100形のラッピング車が既に完成されているにも関わらず、H100形を投入しない方針には違和感があります。他の路線にもラッピングを施したH100形が来年度も投入されますが、明らかに投入する順番を間違っています。来年度投入予定の室蘭線、根室線、宗谷線を先に投入した方が花咲線ラッピングや釧網線ラッピングのように他路線で使用されることはありませんでした。
旅客駅の廃止も思った以上に進んでいません。北海道新幹線の札幌延伸も開業時期が分からなくなりました。北海道の鉄道は引き続き課題が山積みです。
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