2022年度年末年始輸送期間中の「宗 谷」・「サロベツ」〜増結や代走で話題が盛りだくさん!
繁忙期輸送 - 2023年01月13日 (金)
久しぶりに繁忙期輸送の話題を取り上げます。
まずは、札幌・旭川〜稚内間の「宗 谷」・「サロベツ」から。
これから紹介する写真は全て特急「宗 谷」ですが、運用が同じのため、題名には「サロベツ」み含ませていただきます。
年末年始輸送期間中の宗谷線特急は、車両繰りにとても苦労しました。写真はありませんが、宗谷本線内でキハ54形による代走、キハ183系一般車、ノースレインボーエクスプレス、はまなす編成も応援に入りました。
加えて、岩見沢方面大雪のため、列車の大幅遅延も発生し、上りの特急「宗 谷」や特急「サロベツ3号」では、深夜の1時や2時に終着駅に到着したこともあったと思います。それほど過酷な年末年始輸送でした。

まずは、12月29日に大麻駅で撮影した下りの特急「宗 谷」。ノースレインボーエクスプレスによる代走運転でした。前日の上りの特急「宗 谷」はキハ183系一般車で運行されたので差し替えられた形になります。
この日は、ノースレインボーエクスプレス、後続の特急「ライラック3号」も代走、その直後に石北特急代替の臨時特急列車も運行され、早朝に旭川方面へ向けてネタ列車3本が走りました。

翌30日も大麻駅で。はまなす編成代走の下りの特急「宗 谷」です。前日29日の特急「サロベツ1号」から運用に入りました。
元々は特急「とかち9号」と特急「とかち4号」で充当していましたが、代走によって急遽登板となりました。

31日はようやく所定の編成へ。厚別駅で下りの特急「宗 谷」を撮影しました。久しぶりの増結6両編成でした。

2023年になってからは、1月2日に大麻駅で。引き続き、下りの特急「宗 谷」で増結が実施されていました。

最後は、1月4日に札幌駅で撮影した上りの特急「宗 谷」です。ここではまなす編成による代走が終わりました。
遅れて到着したため、カウントダウンが始まったキハ143形気動車と並んで停車していました。
現行の旭川駅発着体制を設定するようになってからまもなく6年。現行の運行体系に限界が見えてきました。従来は3往復全ての特急列車が札幌駅発着だったため、運用も「スーパー宗谷」・「サロベツ」合わせて1日に4運用ありましたが、当時、キハ183系の老朽劣化が激しいことを理由に使用する車両数を削減するとともに、2往復が旭川駅発着となりました。
宗谷本線内は本数を維持したものの、運行時刻の繰り上げ、繰り下げを実施せざるを得ず、稚内駅の折り返し時間が少ないこともあって、遅延が発生する機会が多くなりました。また、運用一発目の列車で遅延が発生してしまうと、深夜の列車までそれが長引いてしまい、走行距離に応じた運用数というのが確保できていない状況にあります。
加えて、近年は鹿の出没が沿線で増加し、それに伴う遅延や急ブレーキをかけた際に車輪に傷をつくってしまい、列車を運休せざるを得ない、代走で別の車両を手配せざるを得ない事態が多発しています。こうした状況の変化にもはや対応できていないことから、見直しを実施すべき時期に来ています。
来年度以降はキハ183系一般車、ノースレインボーエクスプレスといった代走用として重宝してきた車両が引退します。はまなす編成やラベンダー編成がこれらをカバーしなくてはならなくなりますが、現行の輸送体系が続くとすれば、引き続き宗谷線特急は不安定な輸送が続いていきます。本数維持や中川町民や幌延町民向けの町民乗車票の存在に関わらず、見直しを実施してほしいです。
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まずは、札幌・旭川〜稚内間の「宗 谷」・「サロベツ」から。
これから紹介する写真は全て特急「宗 谷」ですが、運用が同じのため、題名には「サロベツ」み含ませていただきます。
年末年始輸送期間中の宗谷線特急は、車両繰りにとても苦労しました。写真はありませんが、宗谷本線内でキハ54形による代走、キハ183系一般車、ノースレインボーエクスプレス、はまなす編成も応援に入りました。
加えて、岩見沢方面大雪のため、列車の大幅遅延も発生し、上りの特急「宗 谷」や特急「サロベツ3号」では、深夜の1時や2時に終着駅に到着したこともあったと思います。それほど過酷な年末年始輸送でした。

まずは、12月29日に大麻駅で撮影した下りの特急「宗 谷」。ノースレインボーエクスプレスによる代走運転でした。前日の上りの特急「宗 谷」はキハ183系一般車で運行されたので差し替えられた形になります。
この日は、ノースレインボーエクスプレス、後続の特急「ライラック3号」も代走、その直後に石北特急代替の臨時特急列車も運行され、早朝に旭川方面へ向けてネタ列車3本が走りました。

翌30日も大麻駅で。はまなす編成代走の下りの特急「宗 谷」です。前日29日の特急「サロベツ1号」から運用に入りました。
元々は特急「とかち9号」と特急「とかち4号」で充当していましたが、代走によって急遽登板となりました。

31日はようやく所定の編成へ。厚別駅で下りの特急「宗 谷」を撮影しました。久しぶりの増結6両編成でした。

2023年になってからは、1月2日に大麻駅で。引き続き、下りの特急「宗 谷」で増結が実施されていました。

最後は、1月4日に札幌駅で撮影した上りの特急「宗 谷」です。ここではまなす編成による代走が終わりました。
遅れて到着したため、カウントダウンが始まったキハ143形気動車と並んで停車していました。
現行の旭川駅発着体制を設定するようになってからまもなく6年。現行の運行体系に限界が見えてきました。従来は3往復全ての特急列車が札幌駅発着だったため、運用も「スーパー宗谷」・「サロベツ」合わせて1日に4運用ありましたが、当時、キハ183系の老朽劣化が激しいことを理由に使用する車両数を削減するとともに、2往復が旭川駅発着となりました。
宗谷本線内は本数を維持したものの、運行時刻の繰り上げ、繰り下げを実施せざるを得ず、稚内駅の折り返し時間が少ないこともあって、遅延が発生する機会が多くなりました。また、運用一発目の列車で遅延が発生してしまうと、深夜の列車までそれが長引いてしまい、走行距離に応じた運用数というのが確保できていない状況にあります。
加えて、近年は鹿の出没が沿線で増加し、それに伴う遅延や急ブレーキをかけた際に車輪に傷をつくってしまい、列車を運休せざるを得ない、代走で別の車両を手配せざるを得ない事態が多発しています。こうした状況の変化にもはや対応できていないことから、見直しを実施すべき時期に来ています。
来年度以降はキハ183系一般車、ノースレインボーエクスプレスといった代走用として重宝してきた車両が引退します。はまなす編成やラベンダー編成がこれらをカバーしなくてはならなくなりますが、現行の輸送体系が続くとすれば、引き続き宗谷線特急は不安定な輸送が続いていきます。本数維持や中川町民や幌延町民向けの町民乗車票の存在に関わらず、見直しを実施してほしいです。
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