2022年度年末年始輸送期間中の「とかち」〜臨時列車にはまなす編成充当とさまざまでした!
繁忙期輸送 - 2023年01月18日 (水)
今回で年末年始輸送関連の記事が終わりです。
年末年始輸送期間中の特急「とかち」について。
今回の特急「とかち」は、臨時列車が運行されたり、はまなす編成が充当されたりと話題が盛りだくさん。一方で定期列車の増結については、あまり実施されませんでした。

年末年始輸送期間は12月28日からということで、同日の特急「とかち4号」がはまなす編成での運転でした。期間中のはまなす編成充当は28日だけでした。
本来であれば1月3日まで充当予定でしたが、宗谷線特急で車両不具合が相次いだため、急遽はまなす編成も応援に入りました。
翌29日の特急「サロベツ1号」から運用に入り、本来充当予定であった特急「とかち9号」、特急「とかち4号」は通常のキハ261系1000番台に差し替えられました。本来連結されないグリーン席には車内できっぷを購入することで利用できる仕組みだったようです。

次に、12月29日に白石駅で撮影した特急「とかち6号」です。ハイシーズンの最中、所定の4両編成でした。
次は年始の1月3日。特急「とかち5号」を南千歳駅で撮影してきました。
定期列車で唯一確認できた増結5両編成でした。期間中の定期列車は5両が最大だったのではないでしょうか?
こちらは1月4日の特急「とかち9号」を札幌駅で。当日は大雪で列車のダイヤが乱れていました。5分ほど遅れて札幌駅を発車していきました。




そして、臨時列車として特急「とかち83号」と特急「とかち88号」が設定されました。4両編成で運行され、年末年始輸送期間中は立客が出るほど車内は混雑したようです。成人の日など、年末年始輸送期間終了後は空席が目立っていました。
本来であれば、先行する特急「とかち3号」や特急「とかち8号」に増結を実施することで対応可能だったと思います。しかし、珍しく別に臨時列車を用意しました。この事情というのが、ここでも増結用中間車ということになると思います。
特急「とかち」は札幌運転所(札サウ)所属のキハ261系1000番台を使用します。車両配置の特徴としては、先頭車を含むユニットは多く確保されていますが、増結用中間車については、一部が2016年に函館へ、昨年に釧路へそれぞれ転出したことで11両の配置となっています。
以前より、増結用中間車の配置が不足傾向にあり、その影響を受けるのが特急「とかち」です。2020年3月から特急「おおぞら」の運用も始まり、今回の年末年始を見ていると、1日2運用でぞれぞれ7両編成で運行されていたので6両、特急「とかち」のうち、1運用の増結を確認したので7両、予備4両と考えると、特急「とかち」への増結は難しくなります。
一方、先頭車を含むユニットは帯広・釧路方、札幌方がそれぞれ9本ずつあり、1日に特急「とかち」で3本、特急「おおぞら」で2本使うので、予備4本ずつという内訳になります。このことからも、増結を実施するよりも先頭車を含むユニットを1本ずつ使って別列車を手配した方が車両繰り的には都合がいいわけです。
よって、今回の臨時列車増発につながったのではないかと思っています。


千歳線は高頻度で列車を運行しているため、これ以上の列車の増発は難しい状況にあります。南千歳駅では、先行する快速「エアポート」を所定では2番線が新千歳空港行き、3番線が札幌方面いきとしていますが、この臨時列車増発に伴い、3番線に新千歳空港行き、4番線に札幌方面行きと発着番線が変更されました。
そして、帯広へ向かう特急「とかち83号」は、千歳線の島松駅で後続の快速「エアポート108号」に追い抜かれるという、言わば下克上ダイヤが組まれていました。通過シーンを動画で撮影してきたのでよかったらご覧ください。Instagramだとどうしても画質が悪くなってしまいますね。
ということで、特急「とかち」の繁忙期輸送でした。
さっぽろ雪まつり輸送期間中は、臨時列車の設定はないみたいですが、今回は混雑も発生したため、設定した効果は十分にあったと思います。今後もゴールデンウィークやお盆など、ハイシーズンになれば設定されることが出てくるのかもしれませんね。
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年末年始輸送期間中の特急「とかち」について。
今回の特急「とかち」は、臨時列車が運行されたり、はまなす編成が充当されたりと話題が盛りだくさん。一方で定期列車の増結については、あまり実施されませんでした。

年末年始輸送期間は12月28日からということで、同日の特急「とかち4号」がはまなす編成での運転でした。期間中のはまなす編成充当は28日だけでした。
本来であれば1月3日まで充当予定でしたが、宗谷線特急で車両不具合が相次いだため、急遽はまなす編成も応援に入りました。
翌29日の特急「サロベツ1号」から運用に入り、本来充当予定であった特急「とかち9号」、特急「とかち4号」は通常のキハ261系1000番台に差し替えられました。本来連結されないグリーン席には車内できっぷを購入することで利用できる仕組みだったようです。

次に、12月29日に白石駅で撮影した特急「とかち6号」です。ハイシーズンの最中、所定の4両編成でした。
次は年始の1月3日。特急「とかち5号」を南千歳駅で撮影してきました。
定期列車で唯一確認できた増結5両編成でした。期間中の定期列車は5両が最大だったのではないでしょうか?
こちらは1月4日の特急「とかち9号」を札幌駅で。当日は大雪で列車のダイヤが乱れていました。5分ほど遅れて札幌駅を発車していきました。




そして、臨時列車として特急「とかち83号」と特急「とかち88号」が設定されました。4両編成で運行され、年末年始輸送期間中は立客が出るほど車内は混雑したようです。成人の日など、年末年始輸送期間終了後は空席が目立っていました。
本来であれば、先行する特急「とかち3号」や特急「とかち8号」に増結を実施することで対応可能だったと思います。しかし、珍しく別に臨時列車を用意しました。この事情というのが、ここでも増結用中間車ということになると思います。
特急「とかち」は札幌運転所(札サウ)所属のキハ261系1000番台を使用します。車両配置の特徴としては、先頭車を含むユニットは多く確保されていますが、増結用中間車については、一部が2016年に函館へ、昨年に釧路へそれぞれ転出したことで11両の配置となっています。
以前より、増結用中間車の配置が不足傾向にあり、その影響を受けるのが特急「とかち」です。2020年3月から特急「おおぞら」の運用も始まり、今回の年末年始を見ていると、1日2運用でぞれぞれ7両編成で運行されていたので6両、特急「とかち」のうち、1運用の増結を確認したので7両、予備4両と考えると、特急「とかち」への増結は難しくなります。
一方、先頭車を含むユニットは帯広・釧路方、札幌方がそれぞれ9本ずつあり、1日に特急「とかち」で3本、特急「おおぞら」で2本使うので、予備4本ずつという内訳になります。このことからも、増結を実施するよりも先頭車を含むユニットを1本ずつ使って別列車を手配した方が車両繰り的には都合がいいわけです。
よって、今回の臨時列車増発につながったのではないかと思っています。


千歳線は高頻度で列車を運行しているため、これ以上の列車の増発は難しい状況にあります。南千歳駅では、先行する快速「エアポート」を所定では2番線が新千歳空港行き、3番線が札幌方面いきとしていますが、この臨時列車増発に伴い、3番線に新千歳空港行き、4番線に札幌方面行きと発着番線が変更されました。
そして、帯広へ向かう特急「とかち83号」は、千歳線の島松駅で後続の快速「エアポート108号」に追い抜かれるという、言わば下克上ダイヤが組まれていました。通過シーンを動画で撮影してきたのでよかったらご覧ください。Instagramだとどうしても画質が悪くなってしまいますね。
ということで、特急「とかち」の繁忙期輸送でした。
さっぽろ雪まつり輸送期間中は、臨時列車の設定はないみたいですが、今回は混雑も発生したため、設定した効果は十分にあったと思います。今後もゴールデンウィークやお盆など、ハイシーズンになれば設定されることが出てくるのかもしれませんね。
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