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2023年3月18日(土)ダイヤ改正レポートその6:H100形を富良野線に投入

引き続きダイヤ改正レポートです。

今回は富良野線について。

富良野線はダイヤ改正時においても、ここ数年は変化がほぼありませんでしたが、今年3月のダイヤ改正では、一部列車を除いてメインで使用しているキハ150形気動車から最新のH100形へ車両が置き換えられます。



旭川駅に発着する宗谷本線、石北本線の普通列車も大半がH100形となったことで、このように従来車の姿はあまり見られなくなり、H100形が行き来する姿が多く確認されるようになりました。さらに今度は富良野線も一気に38本全ての列車を置き換えるということで、従来車の姿はより少なくなりそうです。



ちょうど新旧の並びを撮影していました。右側の車両から左側の車両へ置き換えられます。

H100形の置き換えに際し、基本的に所要時分の短縮も図られてきましたが、今回は最初に投入した函館本線山線以来?で時刻変更等についての発表はありませんでした。1分や2分程度の時刻変更はあるのかもしれませんが、大幅な所要時分の短縮はなく、概ね現行ダイヤを維持する形になりそうです。

これにより、冷房化率100%はもちろん、車椅子対応トイレが設置されます。従来は音声放送のみ英語対応でしたが、液晶ディスプレイ採用で案内表示器も英語対応になります。

冬季は臨時列車も走っておらず、観光路線としては乏しいと思いますが、夏季は「富良野・美瑛ノロッコ号」が運行されており、観光需要も多くなるのが富良野線。それに伴い、普通列車についても外国人観光客の利用も増えます。

日常利用を含めて、ますます便利になりそうです。


また、H100形に伴い、各駅では乗降ドアは利用者自身でボタンを押して乗ったり、降りたりする仕組みになります。列車が到着してもボタンを操作しない限り、扉は開きませんのでご注意ください。


さらなる勢力拡大が図られるH100形。おそらく従来のキハ150形については、キハ40形の置き換えに充てられると予想していますが、それを見越しているのか、最近は根室本線の滝川〜東鹿越間のヨンマル記録がSNS上で賑わっています。

同区間では主にキハ40形が活躍しており、ほかにも石北本線の遠軽から石北峠を横断する普通列車、遠軽〜網走間の普通列車にもキハ40形が使用されています。

いずれにしても、道北エリアではまだ大量のキハ40形が残っており、ダイヤ改正を機に稼働数がさらに減少するのではないかと予想しています。どのエリアが置き換えられるか不明ですが、早めに記録しておいた方がよさそうですね。











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12369: by ツナ缶 on 2023/02/15 at 23:55:06

道内でも珍しく、気動車で優等列車がない旭川〜美瑛間で1時間に1本用意されてます。旭川駅の他の路線でも2時間列車がないことがよくあるのにも関わらず、富良野線の場合は始発さら終電まで大体1時間に1本用意されていて、それなりに安定した需要があることからH100形を入れるのも納得です。
石北本線の上川から網走方面にH100形が入らないのはパワーの問題でしょうか。そもそもの本数が少ないので現状入れる意味はとくになさそうですが、その先の釧路でもH100形を使用していて、釧網本線と共に車両を統一しても悪くはなさそうです。

12370: by 龍 on 2023/02/16 at 02:55:25 (コメント編集)

富良野線は西聖和駅(約7km)・千代ヶ岡駅(約4km)が旭川空港の直近にありますが、「単に駅が空港の敷地の近くにあるだけ」なので、空港へのアクセスは車(バスやタクシーも含む)しか選択肢がないのが難点です。

似たような事例としては石北本線の西女満別駅があり、女満別空港から約2km(直線距離で約800m)と至近距離にありながら、空港アクセスの手段としては使えません。一方で、国道39号「美幌バイパス」には女満別空港ICが設置されており、将来的には北海道横断自動車道網走線の女満別空港IC〜網走(仮称)間の事業化に向けて話が進められています。

一部区間の線路付け替えおよび空港ターミナルの地下への乗り入れ(旭川空港なら旭川駅方面と美瑛駅・富良野駅方面の両方、女満別空港なら北見駅・美幌駅方面と女満別駅・網走駅方面の両方)が実現すれば話は違うのでしょうが、現実的ではないですね。何とも勿体無い話ですが。

道東方面に目を向けると、帯広空港と釧路空港はどちらも根室本線から離れすぎで、そもそも鉄道が空港アクセス輸送に入り込む余地はありません。帯広空港は直近に帯広広尾自動車道の幸福IC(皮肉にも廃止された国鉄広尾線の幸福駅の跡地から近い)が設置されています。

釧路空港へは、2024年度に道東自動車道の阿寒IC〜釧路西IC間が開通すると、中間に釧路空港IC(仮称)が設置されます。道東自動車道はこれで千歳恵庭JCT〜釧路西IC間が全通し、国道38号・国道44号「釧路外環状道路」(釧路西IC〜釧路東IC〜釧路別保IC間)と一本化されて札幌市と釧路市の中心部が高速道路1本で繋がります。

また、女満別空港・帯広空港・釧路空港は、いずれも直近にあるICから空港付近の市街地へのアクセスが全て無料区間として利用できるという共通点がありますから、よほどのことがない限りは北海道の鉄道による空港アクセス輸送は新千歳空港以外には望めないのでしょうね。

12371: by 旭アサ on 2023/02/16 at 10:33:05

以前質問させていただきました件について管理人様から回答を念のためお伝えします。

>おそらく宗谷本線での使用になると思います。

>実は幌延町などでH100形の外装デザインを昨年募集していたのです。昨年の時点で名寄以北はH100形の活躍エリアではありませんでした。既存車の一般車のデザインの募集なのか、観光用車両の募集窯では明記されていませんでしたが、宗谷本線全体でH100形を使用するような動きに今後なると思われます。

>加えて、保有する予定の三セクは宗谷本線と強い結びつきがあり、観光用として道北エリア中心で使用する一方、臨時列車で使用しない期間は定期列車で宗谷本線で使用すると予想しています。

>名寄以北はJR北海道で単独で維持することが困難な路線になっていますが、度々国防などの理由で不採算な反面、残すべきという意見も聞こえてきます。H100形投入は国が関与していますから、間接的にそうしたメッセージとも受け取れます。

>国防という重要な役割があれば、本来であれば、国が面倒をみてもいいんです。そこがずる賢いところですよね。間に三セクを挟んで、あくまで支援するという形をとっています。

>来春以降から稼働するはずなので、どのような体系になるか楽しみですね。
>管理人 / URL
>2022年08月21日

12372: by 氷海軌道 on 2023/02/16 at 12:33:30

ご無沙汰しております。色々理由があって2年程コメントしていませんでしたが、久々に投稿させていただきます。

2022年度は、H100は旭川に6両とのことだったので、宗谷北線か根室線滝川口か…と予想していましたが、富良野線とは驚きました。富良野線は観光シーズンに増結をするので、もっと予備車は確保した方が良いのではと思いますが…

キハ150は旭川に17両あるようです。これで函館のキハ40を全15両置き換え…と思いましたが、苫小牧の100番台も10両余るようですので、旭川からの転出は5両程だけ、残りは石北線のキハ40(12運用)置き換えかな?と予想しました。予備車が少ないのでキハ54と共通運用になると思います。

来年度はH100は8両が登場するとの噂です。そのうち6両が旭川にやって来るのではないでしょうか?(残り2両は札トマ?)。そうすると根室線のキハ40はお役御免、日高線と函館線函館口についても2024年代ダイヤ改正で引退、という可能性があります。更に2024年度末までに737系も6編成登場(移動円滑化取組報告書より)するので函館線札幌~旭川間も置き換え可能です。となると、JR北海道所属のキハ40は来年度が最後の年なのでは?と予想しました。

このような車両動向の予想はするもの聞くのも楽しいです。ここ最近、それを鵜呑みにして狂信的なコメントしている輩が湧いているようですが...

長文になりなしたが、今後もたまにコメントしますので、どうぞよろしくお願い致します。

12373:北海道の鉄道と道路と地方空港 by 龍 on 2023/02/17 at 01:55:36 (コメント編集)

富良野線は西聖和駅(約7km)・千代ヶ岡駅(約4km)が旭川空港の直近にありますが、「単に駅が空港の敷地の近くにあるだけ」なので、空港へのアクセスは車(バスやタクシーも含む)しか選択肢がないのが難点です。

似たような事例としては石北本線の西女満別駅があり、女満別空港から約2km(直線距離で約800m)と至近距離にありながら、空港アクセスの手段としては使えません。一方で、国道39号「美幌バイパス」には女満別空港ICが設置されており、将来的には北海道横断自動車道(網走線)の女満別空港IC〜網走(仮称)間の事業化に向けて話が進められています。

一部区間の線路付け替えおよび空港ターミナルの地下への乗り入れ(旭川空港と富良野線なら旭川駅方面と美瑛駅・富良野駅方面の両方、女満別空港と石北本線なら北見駅・美幌駅方面と女満別駅・網走駅方面の両方)が実現すれば話は違うのでしょうが、現実的ではないですね。何とも勿体無い話ですが。

話は変わりますが、道東方面に目を向けると、帯広空港と釧路空港はどちらも根室本線から離れすぎで、そもそも鉄道が空港アクセス輸送に入り込む余地はありません。帯広空港は直近に帯広広尾自動車道の幸福IC(皮肉にも廃止された国鉄広尾線の幸福駅から近い)が設置されています。

釧路空港へは、2024年度に道東自動車道の阿寒IC〜釧路西IC間が開通すると、中間に釧路空港ICが設置されます。道東自動車道はこれで千歳恵庭JCT〜釧路西IC間が全通し、国道38号・国道44号「釧路外環状道路」(釧路西IC〜釧路東IC〜釧路別保IC間)と一本化されて札幌市と釧路市の中心部が高速道路1本で繋がる上に、釧路空港へのアクセス手段としても使えるようになるのです。

また、女満別空港・帯広空港・釧路空港は、いずれも直近にあるICから空港付近の市街地へのアクセス手段として、全て無料区間として高規格幹線道路(自動車専用道)が利用できるという共通点があります。これらの地域では、陸路でノロノロとしか行けない札幌よりも、空路でひとっ飛びできる東京の方が近いのが実情です。

道東自動車道が開通する前、上田文雄氏(十勝の幕別町出身の元札幌市長)はこう発言しています。「私が子供の頃、道東民は東京に出るのが当たり前で札幌はそもそも眼中に無かった」。道東にとって札幌は、東京よりも遠い。自動車や飛行機との競合以前に、在来線や自動車のスピードでは遅すぎる・時間がかかりすぎるので、そもそも札幌と道東を結ぶ需要自体が少なすぎるのです。もはや北海道の鉄道は広域輸送手段としても時代に取り残され、見向きもされなくなっています。

12378: by 管理人 on 2023/02/19 at 00:58:54

>>ツナ缶さん、コメントありがとうございます。

富良野線はあれだけ本数が設定されているにも関わらず、不採算路線として数字があまりよくないのは不思議ですよね。

旭川市内の駅もあり、通学需要も多いので、旭川〜美瑛間は本数が多いです。


石北峠越えの列車にH100形を入れない理由は、主に遠軽〜網走間でキハ40形気動車を使っているからであり、これの送り込みや返却を兼ねて列車を設定しているからだと思います。遠軽〜網走間でもH100形で運行できる数が揃えられなければ石北峠越えの列車は設定できないと思います。

12380: by 管理人 on 2023/02/21 at 17:16:46

>>龍さん、コメントありがとうございます。

旭川空港へのアクセスはやはり車でしょうね。レンタカーの利用も高そうなので、ここで空港アクセス意識したとしても既に遅いです。

稀に鉄道雑誌で女満別空港なども含めて鉄道の最寄駅が紹介されることがありますが、アクセスは極めて不便で、元々アクセスを意識しているわけではありませんから、結びつけること自体がナンセンスです。現在は高速道路やバイパスの整備が進み、車やバスが普及していることもあって、道内の空港のアクセスのメインはそちらになっていくでしょう。JRが強いのは新千歳空港だけです。

釧路空港は現在は車で市内から20分ぐらいでしょうか?周辺に何もなく車の流れが速いので、距離と時間が比例していないです。濃霧で発着が遅れることが多いですが、はっきり言って鉄道よりも便利ですよね。管理者も釧路行く際は使ったりします。

似たようなコメント2つあったので、返事は1つにさせていただきます。

12381: by 管理人 on 2023/02/21 at 17:17:47

>>旭アサさん、コメントありがとうございます。

それがどうかしましたか?

12382: by 管理人 on 2023/02/21 at 17:29:37

>>氷海軌道さん、コメントありがとうございます。

お久しぶりです。今回は富良野線投入ということで、全列車を置き換えるようです。

おそらくキハ150形は他線区へ、キハ40形を置き換えると思われますが、どこで使用するのか気になります。まだ道北エリアでは根室本線の滝川〜富良野〜東鹿越間と石北本線の石北峠を越える普通列車と遠軽〜白滝間、遠軽〜網走間があります。網走〜知床斜里〜緑間も一部該当しそうですね。このあたりで置き換えが進むのではないかと予想しています。

道南エリアについては、経営分離され、JR北海道が将来的に手放すエリアです。キハ40形気動車の状態のよい車両の転属はあるにしても、H100形などの投入はないのではないか?というのが有識者の見解です。

8両というのは通常のH100形でしょうか?観光用として4両登場する予定です。そして737系の登場に、余剰車も発生するはずですから、今後は一気に置き換えが進みそうですね。

12388: by ナナッシー on 2023/02/23 at 09:49:03

こんばんは
当方の予想では富良野線キハ150は石北本線(上川〜網走)での運用に転用し、元苗穂(現旭川)のキハ150は数両を苫小牧運転所のH100系とトレードすることで富良野線38本置き換えと考えます。
6本の増備のみで富良野線全量置き換えは難しいと見ています。

2024年3月のダイヤ改正でも更にH100系が進出する可能性がありますが、次はどの区間に入ると思いますか?
大穴で行くと花咲線に入ると思います。花咲線でのキハ54は運用終了し、釧網本線・石北本線での運用がメインになると考えます。
車両不足で花咲線に代走で入っていますので、ありえそうです。

12396: by 管理人 on 2023/02/26 at 15:59:47

>>ナナッシーさん、コメントありがとうございます。

富良野線投入は、苫小牧余剰車を使う可能性はありそうですよね。今年度増備数に対して置き換え本数が比例しません。

次はどこになるか不明ですが、基本的に観光用のH100形が製造される線区については、H100形が投入されるだろうと予想します。鹿による輸送障害が大きい花咲線や宗谷本線の名寄以北なんかは可能性があるのではないでしょうか?

12406: by 苗穂住民 on 2023/03/03 at 00:40:54

 こんばんは。

 H100形の旭川運転所への導入数が6両だったことから、名寄~稚内間(現行はキハ40形2両、キハ54形3両)へ投入されると予想していましたが、投入先は富良野線でした。置き換え順は輸送密度が考慮されているようですね。富良野線は9両必要なのでH100形は24両中19両使用となり予備数が減りますが、釧路のH100形に2両分の余裕があるので旭川のキハ54形2両と一時的に交換するといいと思います。キハ54形が減った分は捻出されたキハ150形で補います。来年度はH100形の観光車2両が旭川に来るはずなので不足は解消しそうです。

 輸送密度を見ると次は上川~網走間へのH100形の投入ですが、キハ150形が捻出されるので、まずはキハ150・54形で上川~網走間のキハ40形の置き換えが出来そうです。現行はキハ40形は12両使用ですが、これを置き換えると、キハ150・54形で上川~網走間15両、名寄~稚内間3両、留萌線2両、予備11両(予備は現行比-3両)となります。留萌線は短縮され峠も無くなるのでキハ40形に変更すれば、予備は13両(現行比-1両)にできます。

 輸送密度でその次に多いのは日高線と沼ノ端~岩見沢間なので、来年度は苫小牧には観光車2両を含む6両のH100形が来るのではないかと予想しています。(来年度と再来年度で16両なので、来年度は8両か?)現行は長万部~苫小牧間で11両使用、うち長万部~東室蘭間で7両使用しているので、737系導入で捻出されるH100形は4両となります。以上10両で、室蘭・石勝・日高線のキハ150形とキハ40形を置き換えられます。キハ150形は函館へ転属させキハ40形を一部置き換えると予想してみました。

12420: by 管理人 on 2023/03/05 at 22:46:45

>>苗穂住民さん、コメントありがとうございます。

輸送密度や観光路線としての重要度がある程度考慮されていると思います。

今後の置き換え計画については、管理者も同様の予想をしています。函館エリアについては、将来的にJR北海道から手が離れるので、今後H100形の投入は難しいとみています。また、キハ150形には冷房機器を持たないいわゆる暖地向けの100番台があるので、それを考えると、将来的に函館転属が妥当だと思います。

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