キハ283系が1年ぶりに石北特急として営業運転に復帰
キハ283系 - 2023年03月18日 (土)
本日はダイヤ改正日。北海道では、石北特急がキハ183系からキハ283系に置き換わることが一番のニュースでしょうか?

キハ283系化されたものの、所定は3両編成となり、グリーン車の設定は無くなりました。自由席も座席数が半減しています。
通年で運行されることを考慮した場合、所定の編成を短くしておいた方が、閑散期において輸送コスト低減を図ることができます。利用の多い時期は増結を実施すればいいだけの話です。今後の北海道の特急列車はこのような方針で、これは「北斗」や「おおぞら」にも該当します。

特急「オホーツク1号」の22分後には特急「ライラック3号」を新たに設定し、座席数の減少をカバーします。特急「オホーツク1号」のみならず、特急「宗 谷」より前に設定されている関係で、後者から自由席利用をある程度流すねらいもあるのでしょう。


特急「オホーツク2号」の後続には、元々特急「ライラック16号」が設定されています。引き続きこちらも座席数の減少をカバーしています。
話題から逸れますが、背後の百年記念塔の解体作業が始まり、クレーンの様子が確認されるようになりました。こうした過渡期は貴重な記録になるため、今年は頻繁に足を運びたいと思います。

現時点で特急「オホーツク」のみ確認していますが、ヘッドマークはこのような感じです。まさかイラストが再現されるとは思いもしませんでした。
性能が向上し、ダイヤ改正以前と比べたら所要時分の短縮は図られていますが、何回見ても編成が短いです。キハ283系は長い編成で見慣れているだけあって、いまだにこの短い編成は違和感しかありません。
26年前にキハ183系を置き換えるべくデビューしましたが、その後の増備でキハ183系を段階的に置き換えてきました。そこから20年以上が経過してもなお、再びキハ183系を置き換えます。一体何回置き換えるのでしょうね。
キハ283系は振り子式車両ですが、今回の転用に際して、振り子機構は使用しない方針です。振り子機構は使わないといえど、キハ283系のような制御つき自然振り子式車両が転用された事例は日本の鉄道史上ありません。初めてのケースです。
相変わらず、走行中の揺れは感じるようで、自動放送は流れるものの、ギクシャク感が否めない感じになっているようです。キハ283系の場合はグリーン車の車両で自動放送が流せましたが、そのグリーン車を廃止にしてしまった以上、どのような対応になるか気になっていました。
おそらくタブレット放送に切り替わっていると思われ、ここはキハ183系時代よりも悪くなった点です。
キハ283系をいつまで使うのかわかりませんが、北海道新幹線札幌延伸までと予想します。理由は、ここで札幌〜函館間の特急「北斗」が必要なくなり、函館配置のキハ261系に大量の余剰車を生みます。これを機にバトンタッチさせる可能性が高いのです。
ただ先日のとおり、工事が難航しており、開業時期が白紙となってしまいました。なのでいつまで使うか明確な時期が判断できない状況下で老朽化も徐々に迫りつつある。そうしたある意味で不安定な状況でもあるのです。
とはいえ、キハ183系よりも新しいキハ283系に置き換えられたことで、もうしばらくは石北特急は続くでしょう。2エンジン搭載により、駆動軸が最低でも1両あたり2本確保されたことで登板性能も大幅に向上します。そして、特急「おおぞら」時代は−20℃の状況下を高速運転していました。耐寒・耐雪性能も申し分ないです。
新たな時代へと幕を開けた石北特急。キハ283系の活躍に再度注目です。
最後になりますが、たくさんのコメントありがとうございます。急に法事が入ってしまい、ドタバタする日々です。コメントは明日以降順次返していきます。よろしくお願いします。
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キハ283系化されたものの、所定は3両編成となり、グリーン車の設定は無くなりました。自由席も座席数が半減しています。
通年で運行されることを考慮した場合、所定の編成を短くしておいた方が、閑散期において輸送コスト低減を図ることができます。利用の多い時期は増結を実施すればいいだけの話です。今後の北海道の特急列車はこのような方針で、これは「北斗」や「おおぞら」にも該当します。

特急「オホーツク1号」の22分後には特急「ライラック3号」を新たに設定し、座席数の減少をカバーします。特急「オホーツク1号」のみならず、特急「宗 谷」より前に設定されている関係で、後者から自由席利用をある程度流すねらいもあるのでしょう。


特急「オホーツク2号」の後続には、元々特急「ライラック16号」が設定されています。引き続きこちらも座席数の減少をカバーしています。
話題から逸れますが、背後の百年記念塔の解体作業が始まり、クレーンの様子が確認されるようになりました。こうした過渡期は貴重な記録になるため、今年は頻繁に足を運びたいと思います。

現時点で特急「オホーツク」のみ確認していますが、ヘッドマークはこのような感じです。まさかイラストが再現されるとは思いもしませんでした。
性能が向上し、ダイヤ改正以前と比べたら所要時分の短縮は図られていますが、何回見ても編成が短いです。キハ283系は長い編成で見慣れているだけあって、いまだにこの短い編成は違和感しかありません。
26年前にキハ183系を置き換えるべくデビューしましたが、その後の増備でキハ183系を段階的に置き換えてきました。そこから20年以上が経過してもなお、再びキハ183系を置き換えます。一体何回置き換えるのでしょうね。
キハ283系は振り子式車両ですが、今回の転用に際して、振り子機構は使用しない方針です。振り子機構は使わないといえど、キハ283系のような制御つき自然振り子式車両が転用された事例は日本の鉄道史上ありません。初めてのケースです。
相変わらず、走行中の揺れは感じるようで、自動放送は流れるものの、ギクシャク感が否めない感じになっているようです。キハ283系の場合はグリーン車の車両で自動放送が流せましたが、そのグリーン車を廃止にしてしまった以上、どのような対応になるか気になっていました。
おそらくタブレット放送に切り替わっていると思われ、ここはキハ183系時代よりも悪くなった点です。
キハ283系をいつまで使うのかわかりませんが、北海道新幹線札幌延伸までと予想します。理由は、ここで札幌〜函館間の特急「北斗」が必要なくなり、函館配置のキハ261系に大量の余剰車を生みます。これを機にバトンタッチさせる可能性が高いのです。
ただ先日のとおり、工事が難航しており、開業時期が白紙となってしまいました。なのでいつまで使うか明確な時期が判断できない状況下で老朽化も徐々に迫りつつある。そうしたある意味で不安定な状況でもあるのです。
とはいえ、キハ183系よりも新しいキハ283系に置き換えられたことで、もうしばらくは石北特急は続くでしょう。2エンジン搭載により、駆動軸が最低でも1両あたり2本確保されたことで登板性能も大幅に向上します。そして、特急「おおぞら」時代は−20℃の状況下を高速運転していました。耐寒・耐雪性能も申し分ないです。
新たな時代へと幕を開けた石北特急。キハ283系の活躍に再度注目です。
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