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737系が6両編成で試運転

先日、営業運転開始前の737系が6両編成で試運転を実施しました。



ある程度スジはわかりましたが、攻めすぎて千歳線内で最初すれ違ってしまったのです。後続列車で追いかけて何とか発車前に撮影できました。

737系は2両編成。これを3つ繋いで6両編成としています。営業運転時は、最大6両編成まで連結可能なようで、これが737系で運行できる最大の両数のようです。

試運転に駆り出されたのは、先日甲種輸送で札幌入りした最新の3編成でした。

現時点で737系は7本が揃いました。投入先は主に室蘭本線の苫小牧〜室蘭間。現在は10年以上前に学園都市線から転用されたキハ143形をワンマン仕様に改造のうえ運行されており、2012年に711系を置き換えました。

しかし、711系の際はワンマン運転に対応しておらず、車掌が乗務し、無人駅であろうが編成の全てのドアが取り扱われていました。しかし、ワンマン運転化に伴い、主要駅を除いて一番前のドアしか乗降を扱わなくなりました。さらに、3両編成から2両編成に減車されました。

地元の利用者の話を聞くと、特に通勤時間帯で混雑が激しくなり、ワンマン運転化によって乗降に時間がかかり、遅れが常態化したようです。

こうした要改善項目があったにも関わらず、10年以上使用され続けてきました。737系になっても2両編成でワンマン運転ということは変わりませんが、定員が現在の247名または250名から269名となります。座席定員数が96名から93名に減少しますが、ロングシート化で通路が広くなり、定員数は従来よりも確保するようです。

営業運転開始は5月20日に決まりました。今のところダイヤはまだ発表されていませんが、電車化によって最高速度は120km/hに向上し、所要時間の短縮も図られる予定です。これにより、東室蘭駅などでは接続改善が実施され、より利便の高いダイヤになるようです。


一番気になるのが北海道ボールパークFビレッジ開業に伴う輸送。5月19日まではキハ143形が使用されます。最新のダイヤでは、ナイトゲーム開催時は、キハ143形が使用される深夜の東室蘭駅発の普通列車について、千歳駅まで運行し、千歳〜札幌間は運休となります。

代替として電車による6両編成の普通列車を千歳駅から用意し、ナイトゲーム開催に伴う混雑緩和を図ります。この輸送形態が5月20日以降も引き継がれるのか不明ですが、737系を3本繋いだところで、2ドア車ということで混雑緩和という点で難しい状況です。

よって引き続き、千歳駅から別の列車に振り替えられる措置になると予想しています。


先日Twitterでデザインについて聞いてみたところ、意外とかっこいいという意見が多く、当初発表された資料のデザインのときよりも好評のようです。733系といった従来の電車と比較するのではなく、置き換えられるキハ143形と比較してみると、案外デザインが似ており、後継車という雰囲気が出ています。それにH100形から継承しているデザインを組み合わせて737系としていることがわかりました。

苫小牧・室蘭エリアでは、移動が従来からより快適になるでしょう。ちょうど2ヶ月後、営業運転開始です!!













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コメント
12487: by ツナ缶 on 2023/03/21 at 01:26:26

この形式に限らず、電車を4本以上つなげると壊れるなんて話も聞きます。373系のムーンライトながら号なんかも、停車駅自体は確か全て12両に対応していたと思いますが、恐らくこの法則の関係で9両になっていました。近鉄なんかは2×5なんていう運用もあるそうですが…。この法則が実際にあるのかはわかりませんが、少なくともJR各社では4編成以上の連結はしてないと思われます。関東の私鉄でも見ません。
最高時速が120kmとなっていますが、実際出すことはあるのでしょうか…。2両2ドアオールロングシートが120km/h出すなんてかなりの迫力がありそうで想像してるだけでも面白いですが、北海道の電車は静かすぎますからね。エアポートに乗ってて、平気で120km/h出てるのに静かすぎてあんまりしっくりこないんですよね。E231系はすごいですよ。90km/hあたりから「ブオオオオオォォン」みたいな爆音がする上、115km/h超えたら「ガガガガガガガガギギギギギ」みたいな本当にぶっ壊れたような音がします。是非乗りに来てみてくださいな。湘南新宿ラインの快速がおすすめです。まぁ、737系がこんな音を出すとは思えませんが…。

12490: by ナナッシー on 2023/03/21 at 17:01:31

こんにちは
737系は今年度は7編成14両、次年度6編成12両増備し、5月20日まで13編成26両出揃うことになります。

昨今の鉄道マナーにより3月以降の甲種輸送についてはDJダイヤ情報を含め掲載されないことになりました。運転実績として次月号に掲載される形になりました。

1日の運用数はおそらく10編成(予備3編成)になり、札幌運転所から(への)送り込み運用など加味するとキハ143全廃、H100は3分の2を置き換えになると予想します。
H100系の大半は旭川運転所に転配、キハ150はそのまま残留すると予想します。

12493: by 管理人 on 2023/03/23 at 00:25:56

>>ツナ缶さん、コメントありがとうございます。

北海道の電車は静かすぎて物足りなさを感じます。本州の電車だと加速音もいい音出していますよね。

E231系は乗ったことありませんが、走行動画なら見たことがあります。確かに途中からうるさくなりますよね。721系もサイリスタ車と初期のVVVF未更新車は稀にうるさくなります。異常か何かだと思います。

電車を4本以上繋げられないというのは初めて聞きました。個人的にも調べてみようと思います。

737系は120km/h出す区間歯あるはずですよ。南千歳〜沼ノ端間は普通列車でも高速走行します。植苗駅を通過する普通列車は特急「すずらん」と遜色ない走りを披露します。

12496: by 管理人 on 2023/03/23 at 00:51:52

>>ナナッシーさん、コメントありがとうございます。

苫小牧〜室蘭間の普通列車の多くは737系の運転となり、H100形の普通列車も大幅に少なくなると予想しています。

キハ150形について、苫小牧〜岩見沢間は石勝線の普通列車とともに現状維持となりました。H100形室蘭線ラッピング車が今後登場する予定です。これが東室蘭〜長万部間限定で入るのかどうか不明ですが、苫小牧〜岩見沢間での使用も考慮しているとなれば、将来的に苫小牧〜岩見沢間もH100形になることを予想されます。そうなれば、キハ150も他のエリアへ、予想では函館地区へと転属が予想されます。

12605: by 龍 on 2023/05/09 at 02:00:39 (コメント編集)

札幌圏を中心とするKitacaエリアの駅には、できればホーム柵の設置も進めたいところではあるのですが、費用面の問題以前にまずは車種を統一してドアの位置をある程度合わせないことには全く話が進みません。

札幌市営地下鉄では2017年までに全路線・全駅にホーム柵の設置を完了させ、全列車でワンマン運転を開始しましたが、ドア位置の違いからホーム柵に対応できない旧型車を全て引退させた後での設置となりました。

2023年3月18日に開業した大阪駅の地下ホーム(うめきたエリア)のような、停車する車両・編成に応じて開口部を自在に移動させるフルスクリーンタイプのホームドアは望むべくもないので、2ドア車(特急形車両・737系・H100形)と3ドア車(721系・731系・733系・733系)で大まかに統一した上で、2ドア車の時には両端のドア位置のみ開閉する形にはしたいですね。

できればホームの有効長に関しても札幌圏では何とか6両編成以上に対応させたいところではありますが。

12612: by 管理人 on 2023/05/10 at 19:18:03

>>龍さん、コメントありがとうございます。

まずは車種を統一しなければ、ホーム柵の設置は難しいです。札幌市営地下鉄のように、小範囲で車両も統一されていれば設置は費用の面をクリアすれば大丈夫ですが、JRの札幌近郊となれば話は別です。

特に特急停車駅となれば、近郊形車両の2ドア、3ドア、特急車両の乗車位置も考慮しなければなりません。一番難しいのが札幌駅、新札幌駅、南千歳駅、岩見沢駅でしょう。3ドア車と2ドア特急車で車両の端の部分はある程度統一できると思います。

あとは費用の面になってきますが、別に設置義務もなく、安全向上のための設置なので、現段階では後回しにせざるを得ないです。

6両対応ホームについては、ホーム上での行き来も難しくするので、通路確保という点では、有効長を長くした方がいいと思います。

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