737系が6両編成で試運転
近郊形電車 - 2023年03月20日 (月)
先日、営業運転開始前の737系が6両編成で試運転を実施しました。

ある程度スジはわかりましたが、攻めすぎて千歳線内で最初すれ違ってしまったのです。後続列車で追いかけて何とか発車前に撮影できました。
737系は2両編成。これを3つ繋いで6両編成としています。営業運転時は、最大6両編成まで連結可能なようで、これが737系で運行できる最大の両数のようです。
試運転に駆り出されたのは、先日甲種輸送で札幌入りした最新の3編成でした。
現時点で737系は7本が揃いました。投入先は主に室蘭本線の苫小牧〜室蘭間。現在は10年以上前に学園都市線から転用されたキハ143形をワンマン仕様に改造のうえ運行されており、2012年に711系を置き換えました。
しかし、711系の際はワンマン運転に対応しておらず、車掌が乗務し、無人駅であろうが編成の全てのドアが取り扱われていました。しかし、ワンマン運転化に伴い、主要駅を除いて一番前のドアしか乗降を扱わなくなりました。さらに、3両編成から2両編成に減車されました。
地元の利用者の話を聞くと、特に通勤時間帯で混雑が激しくなり、ワンマン運転化によって乗降に時間がかかり、遅れが常態化したようです。
こうした要改善項目があったにも関わらず、10年以上使用され続けてきました。737系になっても2両編成でワンマン運転ということは変わりませんが、定員が現在の247名または250名から269名となります。座席定員数が96名から93名に減少しますが、ロングシート化で通路が広くなり、定員数は従来よりも確保するようです。
営業運転開始は5月20日に決まりました。今のところダイヤはまだ発表されていませんが、電車化によって最高速度は120km/hに向上し、所要時間の短縮も図られる予定です。これにより、東室蘭駅などでは接続改善が実施され、より利便の高いダイヤになるようです。
一番気になるのが北海道ボールパークFビレッジ開業に伴う輸送。5月19日まではキハ143形が使用されます。最新のダイヤでは、ナイトゲーム開催時は、キハ143形が使用される深夜の東室蘭駅発の普通列車について、千歳駅まで運行し、千歳〜札幌間は運休となります。
代替として電車による6両編成の普通列車を千歳駅から用意し、ナイトゲーム開催に伴う混雑緩和を図ります。この輸送形態が5月20日以降も引き継がれるのか不明ですが、737系を3本繋いだところで、2ドア車ということで混雑緩和という点で難しい状況です。
よって引き続き、千歳駅から別の列車に振り替えられる措置になると予想しています。
先日Twitterでデザインについて聞いてみたところ、意外とかっこいいという意見が多く、当初発表された資料のデザインのときよりも好評のようです。733系といった従来の電車と比較するのではなく、置き換えられるキハ143形と比較してみると、案外デザインが似ており、後継車という雰囲気が出ています。それにH100形から継承しているデザインを組み合わせて737系としていることがわかりました。
苫小牧・室蘭エリアでは、移動が従来からより快適になるでしょう。ちょうど2ヶ月後、営業運転開始です!!
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ある程度スジはわかりましたが、攻めすぎて千歳線内で最初すれ違ってしまったのです。後続列車で追いかけて何とか発車前に撮影できました。
737系は2両編成。これを3つ繋いで6両編成としています。営業運転時は、最大6両編成まで連結可能なようで、これが737系で運行できる最大の両数のようです。
試運転に駆り出されたのは、先日甲種輸送で札幌入りした最新の3編成でした。
現時点で737系は7本が揃いました。投入先は主に室蘭本線の苫小牧〜室蘭間。現在は10年以上前に学園都市線から転用されたキハ143形をワンマン仕様に改造のうえ運行されており、2012年に711系を置き換えました。
しかし、711系の際はワンマン運転に対応しておらず、車掌が乗務し、無人駅であろうが編成の全てのドアが取り扱われていました。しかし、ワンマン運転化に伴い、主要駅を除いて一番前のドアしか乗降を扱わなくなりました。さらに、3両編成から2両編成に減車されました。
地元の利用者の話を聞くと、特に通勤時間帯で混雑が激しくなり、ワンマン運転化によって乗降に時間がかかり、遅れが常態化したようです。
こうした要改善項目があったにも関わらず、10年以上使用され続けてきました。737系になっても2両編成でワンマン運転ということは変わりませんが、定員が現在の247名または250名から269名となります。座席定員数が96名から93名に減少しますが、ロングシート化で通路が広くなり、定員数は従来よりも確保するようです。
営業運転開始は5月20日に決まりました。今のところダイヤはまだ発表されていませんが、電車化によって最高速度は120km/hに向上し、所要時間の短縮も図られる予定です。これにより、東室蘭駅などでは接続改善が実施され、より利便の高いダイヤになるようです。
一番気になるのが北海道ボールパークFビレッジ開業に伴う輸送。5月19日まではキハ143形が使用されます。最新のダイヤでは、ナイトゲーム開催時は、キハ143形が使用される深夜の東室蘭駅発の普通列車について、千歳駅まで運行し、千歳〜札幌間は運休となります。
代替として電車による6両編成の普通列車を千歳駅から用意し、ナイトゲーム開催に伴う混雑緩和を図ります。この輸送形態が5月20日以降も引き継がれるのか不明ですが、737系を3本繋いだところで、2ドア車ということで混雑緩和という点で難しい状況です。
よって引き続き、千歳駅から別の列車に振り替えられる措置になると予想しています。
先日Twitterでデザインについて聞いてみたところ、意外とかっこいいという意見が多く、当初発表された資料のデザインのときよりも好評のようです。733系といった従来の電車と比較するのではなく、置き換えられるキハ143形と比較してみると、案外デザインが似ており、後継車という雰囲気が出ています。それにH100形から継承しているデザインを組み合わせて737系としていることがわかりました。
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