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例年なら苗穂工場で車両解体シーズンに突入!今年は解体線の旧型客車はどうなるのか?

昨年の9月中旬、旭川運転所(旭アサ)構内において長らく使われていなかった旧型客車4両が陸送のうえで苗穂工場まで輸送されました。

その旧型客車4両は、この冬を苗穂工場の解体線で過ごしました。







すっかり雪融けシーズンになりましたが、いまだ動きはありません。よくみると、車体がかなり劣化しています。輸送されてきた時よりも酷い状態になっています。

昨年4月の時点で車籍が抹消されていない4両で、車番は「スハフ42-2071」、「オハフ33-2555」、「スハシ47-2001」、「スハフ42-2261」です。過去に「SLニセコ号」などで使用されていました。

旭川では、基本的にシートで車両を覆って実質保存しているような雰囲気でした。車籍はありますが、苗穂に輸送された際は、函館本線を介さずに陸送されるという異例なものでした。

その後、Twitterで今後の処遇について、輸送当時は未定としていました。ただ、陸送しなければならないということは、逆に言えば線路を走行することができないということです。おそらく、足回りの劣化が酷く、現状のままだと、稼働させること自体難しいのでしょう。

題名のとおり、毎年春先になれば、苗穂工場で主にダイヤ改正を機に定期運行を終了した車両、あるいは車籍を抹消された車両の解体作業が始まります。旧型客車は車両を主に解体する場所に置かれているので邪魔なのです。

もしかすると、このまま解体されてしまうということでしょうか?

少なくとも、今年は苗穂工場でお役御免となったキハ183系の解体が実施されるでしょう。ノースレインボーエクスプレスを除けば、31両有しています。今のところ保存の話も聞きませんから、全ての車両が解体されることになります。ただ、全ての車両を一手に苗穂工場で解体するのかは不明です。31両全てを解体するには時間がかかります。

例えば、一部の車両が釧路へ回送され、釧路で解体作業を実施する可能性もみています。ここで気になるのが、ほぼ同じタイミングで引退するノースレインボーエクスプレス。実は団体輸送の最終目的地が釧路なのです。札幌ではないのです。もしかしたら、そのまま釧路で解体!?という予想もしています。

解体線を使わないなら、このまま放置でもよいですが、今年はキハ183系という大御所の解体作業が控えています。既にお役御免となった車両も苗穂運転所(札ナホ)構内で確認されます。解体する車両があるからこそ、こうした半ば保存状態にあった車両の動向が気になるのです。

まもなく何らかの動きがあると予想します。残すのか、残さないのか、運命はいかに!










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コメント
12507: by ツナ缶 on 2023/03/26 at 23:16:42

どうなるんでしょうねぇ...。釧路留置なら湿原号の部品取りとしてなんとかなりそうですが、わざわざ旭川から札幌に運んできたとなると話は違うようなきがします。それも道路で。函館本線経由なら中間地点として機能するとは思いますが。そもそもSL自体1両しかいない今の北海道で使わない所に車両を置いても邪魔ですからね。まもなくSL銀河が運行を終了しますが、如何せん「客車の老朽化」のためというのが主な廃止の理由であり、SLはまだなんとかなるという解釈でいいのでしょうか。もしかしたら両社内で現行のSL銀河として使用中のSLを北海道に持ってくることも考えてはいるのかもしれません。そのために一応客車も残しておくということはそれなりには理にかなっていると思います。

12509: by 礼文 on 2023/03/28 at 00:19:46

苗穂といえば開かずの踏切と呼ばれる東9丁目踏切の代替道路が完成して正式に廃止しましたね。
歩行者は苗穂駅の自由通路に通されるようですが代替道路って何処の跡地を通っているのでしょうか?
見た感じホクレンのスーパー跡地を通っているようですが、車で病院に向かうのには回り道になってしまいましたね。

12510: by 管理人 on 2023/03/28 at 23:42:13

>>ツナ缶さん、コメントありがとうございます。

旭川から札幌にわざわざ運ぶ理由があったのかどうかです。一体どうなってしまうのでしょう?

SL銀河も客車の老朽化のために引退するそうですね。SLはまだ現役という解釈でいいと思いますが、こちらも動向が気になります。

客車を再活用するにも相当修繕費用を要します。冬の湿原号の際も客車リニューアルで相当金がかかりました。名物列車でもあったため、ニュースにもなりました。リニューアルするのであれば、まず外に放置はしないはず。今のところ処遇が決まっていない?のではないでしょうか?

春先には動きがあるはずです。どうなるか注目ですね。

12511: by 管理人 on 2023/03/28 at 23:49:56

>>礼文さん、コメントありがとうございます。

連絡道路は、元々のアンダーパスよりも札幌駅寄りで、現在の北ガスアリーナの真横を通って南北を連絡しています。

ホクレンの位置は覚えていませんが、車だと東苗穂方から行くには遠回りになりました。逆に踏切の影響を受けずに通過できることは稀だったので、その待ち時間を考えたら、迂回路の方が時間的に有利になる場合もあります。

アリオ札幌側から病院へ行く場合、駐車場が右手にあるので、車が詰まってしまいます。その間に踏切が鳴り出す場合もありますから、後続車両にとっては危険といえば危険でした。交通量が多いのに片側1車線というのも問題で、安全上の問題からすると、やはり迂回路を設けた方がよかったと思いますよ。

12651: by 龍 on 2023/05/25 at 02:36:33 (コメント編集)

元「SLニセコ号」用の旧型客車4両。2023年3月31日付で正式に廃車となりました。「SLニセコ号」・「SLクリスマスin小樽」・「SL函館大沼号」でも活躍しましたが、2014年度のSL列車縮小・運行終了に伴い用途がなくなっていたので、致し方ないということでしょう。これでJR北海道が所有する旧型客車は、「SL冬の湿原号」用の編成に組み込まれているカフェカーのスハシ44-1だけになりました。

苗穂工場に搬入されてからは、C62 3と連結した状態で展示される姿も見られました。個人的には、苗穂工場の一般公開時に行われるC62 3のディーゼル機関車による牽引運転で、C62 3と連結して一緒に構内を走行する姿を見たいですね。

12656: by 管理人 on 2023/05/25 at 19:55:15

>>龍さん、コメントありがとうございます。

長らく保留車として残していたということは、JR北海道としても大切な車両ということがわかります。

解体されるのかどうか不明ですが、「C62 3」のように残している車両もあります。もしかしたら除籍後も車両自体は残していく可能性もあるのかもしれませんね。

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