客車から改造したキハ143形が定期運行を終了
気動車 - 2023年05月21日 (日)
室蘭本線で普通列車として活躍したキハ143形が、737系デビューの前日となる5月19日をもって定期運行を終了しました。

元々は学園都市線の札幌〜北海道医療大学間で使用されていましたが、2012年に同区間の電化によって、営業列車全てが電車による運転となりました。キハ141形やキハ142形などの大半の車両はここでお役御免となりましたが、のちの増備によって登場したキハ143形については、ワンマン化改造を実施し、711系を置き換えるべく、主に室蘭本線へ転用されることになりました。
711系で充当されていた列車をほぼ受け持つ形となり、札幌駅への乗り入れも早朝と深夜で1往復継続されました。転用から11年、客車時代から数えて製造から40年以上が経過し、老朽化による置き換えが急務だったことから、新型737系に置き換えて定期列車としての運行を終了しました。
それまでの711系ではワンマン化に対応していないため、車掌が乗務していました。ワンマン化は経費削減の一環でもありましたが、2両編成化による主に通勤・通学時間帯における混雑、無人駅では一番前の車両の扉しか開かないため、乗降に時間がかかり、遅延が常態化していたことを日頃の利用者の方から過去に教えていただきました。
よって、転用当初は評判がよくなかった車両でもあります。時間とともにその評判も風化されつつあったと思いますが、電車化されてもワンマン運転は変わらず、引き続き乗降に時間を要する体制は変わりませんが、電車による速達化によって、従来よりはこの問題を克服しているでしょう。
ラストに近づくにつれ、キハ183系のようにファンで溢れ返ることはなく、最終日は静かに幕を下ろしたと思います。久々に平和に車両のラストを飾ることができたのではないでしょうか?これが本来あるべき姿ですよね。
気になる今後について、報道によると、別の活用用途を検討しているとのことで、何らかの形で使用されていく可能性も残されているようです。どのような形で残すのか、観光列車としてなのか、事業用車両の牽引目的等なのかは不明で、全部が全部残るのかも不明ですが、今後の活用用途検討は気になる項目です。
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711系で充当されていた列車をほぼ受け持つ形となり、札幌駅への乗り入れも早朝と深夜で1往復継続されました。転用から11年、客車時代から数えて製造から40年以上が経過し、老朽化による置き換えが急務だったことから、新型737系に置き換えて定期列車としての運行を終了しました。
それまでの711系ではワンマン化に対応していないため、車掌が乗務していました。ワンマン化は経費削減の一環でもありましたが、2両編成化による主に通勤・通学時間帯における混雑、無人駅では一番前の車両の扉しか開かないため、乗降に時間がかかり、遅延が常態化していたことを日頃の利用者の方から過去に教えていただきました。
よって、転用当初は評判がよくなかった車両でもあります。時間とともにその評判も風化されつつあったと思いますが、電車化されてもワンマン運転は変わらず、引き続き乗降に時間を要する体制は変わりませんが、電車による速達化によって、従来よりはこの問題を克服しているでしょう。
ラストに近づくにつれ、キハ183系のようにファンで溢れ返ることはなく、最終日は静かに幕を下ろしたと思います。久々に平和に車両のラストを飾ることができたのではないでしょうか?これが本来あるべき姿ですよね。
気になる今後について、報道によると、別の活用用途を検討しているとのことで、何らかの形で使用されていく可能性も残されているようです。どのような形で残すのか、観光列車としてなのか、事業用車両の牽引目的等なのかは不明で、全部が全部残るのかも不明ですが、今後の活用用途検討は気になる項目です。
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