2023年度ゴールデンウィーク期間中の「オホーツク」・「大雪」〜最大は4両編成でした!
繁忙期輸送 - 2023年05月29日 (月)
ゴールデンウィーク輸送期間中の「オホーツク」・「大雪」について。
運用が同じのため、当記事掲載写真は「オホーツク」のみとなりますが、「大雪」も題名に含めさせていただきます。
キハ283系に置き換えられてから初の繁忙期輸送。利用が見込まれる時期に増結を実施する旨がダイヤ改正資料に記載されていました。
週末を中心に頻繁に実施するかと思いきや、案外そうはならず、やはり通常期は3両編成で十分といった輸送量となっています。
ゴールデンウィーク輸送期間中はさすがに増結され、最大4両編成で運行しました。

まずは、5月1日に特急「オホーツク2号」を厚別駅で。同駅では普通列車を追い抜きます。ダイヤ改正までは普通列車が札幌駅まで逃げ切るダイヤでしたが、特急「オホーツク2号」の札幌駅到着が繰り上がった分、厚別駅で待避が実施されるようになりました。

次に、5月3日に特急「オホーツク3号」を森林公園駅で。特急「オホーツク3号」と特急「オホーツク4号」については、ゴールデンウィーク後半から増結が実施されるようになり、前半はご覧のとおりの3両編成のまま運行しました。

次に、5月4日の特急「オホーツク1号」を厚別駅前で。こちらはゴールデンウィーク前半から4両編成が多かったです。

最後は、5月6日の特急「オホーツク2号」を森林公園駅で。こちらも4両編成でした。
ということで、最大は4両編成で、残念ながら5両編成以上は確認されなかったはずです。

ここで気になるのが石北本線での停車駅での措置です。キハ283系化に伴い、乗降位置が従来のキハ183系よりも16センチ高くなります。従来のホームの高さは76センチなので、現行の92センチへとホームの嵩上げを実施しています。
対象となる駅は、白滝駅、丸瀬布駅、遠軽駅、生田原駅、留辺蘂駅、美幌駅、女満別駅です。嵩上げは3両分しか実施されておらず、今回のように増結を伴う際はどのような対応となるかですが、最後尾の車両をドアカットして対応しているという話を伺いました。
キハ283系を投入し、ホームの嵩上げまで行いましたが、それもあくまで最低限の通常時に必要なレベルの工事にとどまり、繁忙期の増結運転時までは考慮されていないようです。速達化は図られましたが、このように不便になった点もあります。
先日報道にあったとおり、JR北海道では不採算路線の廃止を実施しており、早期にバス転換を目指す路線については、一応の目処が立ちました。それ以外については、廃止ありきとは考えていないことは綿貫社長が言及しています。ただ、鉄路を存続する場合は、沿線自治体の協力が必要不可欠であり、このあたりの対応をどうしていくのか気になります。
おそらく石北本線も何らかの形で維持していき、特急列車も存続していくのでしょう。ただ、現時点で後継車両というのはなく、キハ283系には北海道新幹線札幌延伸に伴い、余剰が発生し得るキハ261系1000番台の体制が整うまでは頑張ってもらうしかありません。
先に廃車されたキハ283系よりも使用する期間は長くなるでしょう。しかし、使用可能と判断して残した25両のほとんどは2001年に増備された最終増備車であり、登場から12年で本来の性能が封印されました。これに伴って耐用年数が伸びることが想定され、さらにアベレージスピードが低い石北本線での使用とならば、さらにその効果が期待できるでしょう。
引き続き振り子機構を停止しても揺れますが、峠越え区間に関しては、従来よりもグイグイ上っていくし、最高速度が落とされてもキハ183系との性能差は思った以上にあります。あくまで新幹線の札幌延伸までの繋ぎであり、やむを得ない転用措置だったと思いますが、第二の人生においても活躍を期待したいと思います。
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運用が同じのため、当記事掲載写真は「オホーツク」のみとなりますが、「大雪」も題名に含めさせていただきます。
キハ283系に置き換えられてから初の繁忙期輸送。利用が見込まれる時期に増結を実施する旨がダイヤ改正資料に記載されていました。
週末を中心に頻繁に実施するかと思いきや、案外そうはならず、やはり通常期は3両編成で十分といった輸送量となっています。
ゴールデンウィーク輸送期間中はさすがに増結され、最大4両編成で運行しました。

まずは、5月1日に特急「オホーツク2号」を厚別駅で。同駅では普通列車を追い抜きます。ダイヤ改正までは普通列車が札幌駅まで逃げ切るダイヤでしたが、特急「オホーツク2号」の札幌駅到着が繰り上がった分、厚別駅で待避が実施されるようになりました。

次に、5月3日に特急「オホーツク3号」を森林公園駅で。特急「オホーツク3号」と特急「オホーツク4号」については、ゴールデンウィーク後半から増結が実施されるようになり、前半はご覧のとおりの3両編成のまま運行しました。

次に、5月4日の特急「オホーツク1号」を厚別駅前で。こちらはゴールデンウィーク前半から4両編成が多かったです。

最後は、5月6日の特急「オホーツク2号」を森林公園駅で。こちらも4両編成でした。
ということで、最大は4両編成で、残念ながら5両編成以上は確認されなかったはずです。

ここで気になるのが石北本線での停車駅での措置です。キハ283系化に伴い、乗降位置が従来のキハ183系よりも16センチ高くなります。従来のホームの高さは76センチなので、現行の92センチへとホームの嵩上げを実施しています。
対象となる駅は、白滝駅、丸瀬布駅、遠軽駅、生田原駅、留辺蘂駅、美幌駅、女満別駅です。嵩上げは3両分しか実施されておらず、今回のように増結を伴う際はどのような対応となるかですが、最後尾の車両をドアカットして対応しているという話を伺いました。
キハ283系を投入し、ホームの嵩上げまで行いましたが、それもあくまで最低限の通常時に必要なレベルの工事にとどまり、繁忙期の増結運転時までは考慮されていないようです。速達化は図られましたが、このように不便になった点もあります。
先日報道にあったとおり、JR北海道では不採算路線の廃止を実施しており、早期にバス転換を目指す路線については、一応の目処が立ちました。それ以外については、廃止ありきとは考えていないことは綿貫社長が言及しています。ただ、鉄路を存続する場合は、沿線自治体の協力が必要不可欠であり、このあたりの対応をどうしていくのか気になります。
おそらく石北本線も何らかの形で維持していき、特急列車も存続していくのでしょう。ただ、現時点で後継車両というのはなく、キハ283系には北海道新幹線札幌延伸に伴い、余剰が発生し得るキハ261系1000番台の体制が整うまでは頑張ってもらうしかありません。
先に廃車されたキハ283系よりも使用する期間は長くなるでしょう。しかし、使用可能と判断して残した25両のほとんどは2001年に増備された最終増備車であり、登場から12年で本来の性能が封印されました。これに伴って耐用年数が伸びることが想定され、さらにアベレージスピードが低い石北本線での使用とならば、さらにその効果が期待できるでしょう。
引き続き振り子機構を停止しても揺れますが、峠越え区間に関しては、従来よりもグイグイ上っていくし、最高速度が落とされてもキハ183系との性能差は思った以上にあります。あくまで新幹線の札幌延伸までの繋ぎであり、やむを得ない転用措置だったと思いますが、第二の人生においても活躍を期待したいと思います。
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