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北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

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737系営業運転開始

紹介が遅くなってしまいましたが、737系が営業運転を開始しています。



定期列車はどれも2両編成。今回は20時以降、苫小牧駅に張りついていましたが、結構発着があってなかなか楽しかったです。



車内はこのような感じ。シート生地が733系のグリーン系からあずき色に変わっていることで、落ち着きのあるイメージです。



行き先表示器です。ドアチャイムは733系のものを、停車時のドア開閉アナウンスについては、H100形のものが使用されていました。個人的にはドアチャイムもH100形タイプのものを採用してくれた方がよかったと思います。





撮影日当日は、通常であれば札幌行きの列車ですが、エスコンフィールドでの試合のため、千歳駅までの運転でした。やはり電車化による性能アップは驚異的であり、深夜の千歳線を豪快に飛ばしていました。

ここで、定時刻における千歳駅から札幌方面への回送ですが、千歳駅の発車が22時25分と、かなり待機することがわかりました。確認していると、深夜だからといってダイヤに余裕があるわけではなく、定期列車と貨物列車の合間を縫って回送されます。

千歳駅発車後はサッポロビール庭園駅で特急「おおぞら12号」と快速「エアポート225号」を待避し、快速「エアポート227号」の先を走って札幌方面へ回送されていきます。

発車シーンと走行音の動画を撮影したので以下で確認してみてください。







従来使用していたキハ143形に比べて、19センチの低床化を行い、バリアフリーにも対応しています。

車体は733系の軽量ステンレスではなく、アルミ合金製。理由は、運転台とワンマン装置を搭載しなければならないため、車両の重量が重くなってしまいます。そこで、軽量ステンレスに比べて比重が1/3しかないアルミ車体とすることで、車体の重量増を抑制し、加速・減速などの動力性能の向上も図っています。また、自重を軽くすることで、軌道への負担を軽減する効果もあります。

軌道加速度は2.2km/h/sで、既存の近郊形電車と同等の性能となっています。営業運転で既存の車両との併結運転は考慮されていませんが、故障時の救援等の際は併結運転が可能なようです。

2両編成×13本の計26両を投入します。室蘭本線だけにはこの両数は不要です。実はキハ143形だけでなく、721系の一部についても置き換える計画であり、函館本線の旭川方面での使用も視野に入れているでしょう。

乗車した印象では、キハ143形よりも快適でした。高速運転中でも揺れが少なかったです。ヨーダンパの効果が大きいと思います。


今後も721系一部の置き換えのために勢力を拡大する予定の737系。721系から置き換えるのでスピードアップは望めませんが、より快適な移動ができることを期待しています。












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コメント
12678: by ぽんぽこ on 2023/06/03 at 07:30:14

表向きのものとは別にアルミにした理由はステンレスよりコスト安だからかと思います。ステンレスはイニシャルコストが高いから少ロットには向きません。JR東日本が特急をアルミ、一般車をステンレスと分けていたり、JR九州がアルミに移行したのもそのため。
ただ気動車は火災時のリスクがあるのでアルミ車はないです。
今後電車は川重から日立に変わって行くのでしょうかね。

12681: by 管理人 on 2023/06/04 at 22:56:28

>>ぽんぽこさん、コメントありがとうございます。

実際にそうした声も聞こえてきます。公式には低コストの理由は伏されていますが、他社の事例を踏まえると、その理由は納得いくものです。

川重になって、車両の製造費が一気に跳ね上がりました。北海道では733系を除いて、近郊形電車は全て日立が関わっています。

721系エアポート編成の置き換えは733系と公式資料があったはずなので、それは川重で製造されるのではないでしょうか?

12684: by 苗穂住民 on 2023/06/05 at 23:47:57

 こんばんは。

 737系の回送列車の札幌駅着発は、STVのライブカメラで確認すると、7番線23:23着23:26発でした。キハ143形の時も7番線23:23着(発時刻は23:28)でしたので、千歳線内の回送時刻は変わっていないようですね。

 ネット上の実車情報から737系の運用ダイヤを作ってみましたが、昼間は1編成が東室蘭で留置されるようです。また、昼間は5編成中3編成(時間帯によっては2編成)しか動いていないので苫小牧では編成を入れ替えながら1~2編成が留置となっているようです。

 苫小牧で電車が滞泊できるのは副本線2本、電留線3本と思われますが、5本共737系以外の電車で埋まるはずなので、縦列での滞泊を行っていそうです。

12687:間違いなく次の配属先は岩見沢~旭川間だと思います by ダッフィー on 2023/06/06 at 12:16:50

タイトルですが結構つじつまの合う話ばかりで、
1.高齢化率が高い地域を走行
→空知地方の高齢化率は割と高いほうでステップがある分だけ鉄道利用に躊躇していた方も楽に乗れるかと。
711系時代はあのステップの高さから転けてた方もいました。
2.三両編成では余剰
→朝の通学時間帯を除き大抵はガラガラです。
なので3両編成では余剰ではないのかというのが10年前から感じていたことです。
3.3ドアも余剰
→711系の札幌圏改造も含めて3ドアも余剰
4.721系の初期車両は引退時の711系100番台と同じ車齢に差し掛かった
→今年製造から35年が差し掛かったが、711系100番台の引退時の車齢も35年。
785系も余談ですが781系と同じ27年で大半が廃車になってます。
来年にはKitacaエリア拡大もあるので、それでも利便性は向上できるかなぁと

12690: by 管理人 on 2023/06/07 at 23:51:52

>>苗穂住民さん、コメントありがとうございます。

回送運転時は、快速「エアポート223号」のすぐ後に千歳駅を発車し、ビール庭園駅で特急「おおぞら12号」と快速「エアポート225号」を待ち、それから札幌まで後ろから付いてくるというダイヤのはずです。

昼間東室蘭駅で留置というのは、キハ143形のときから変わっていません。また、先日確認してきたところ、449M運行終了後は苫小牧で夜間滞泊になっていました。ベルコの前で滞泊となっていました。

深夜の苫小牧は見たことがありません。今度見に行ってみたいですが、車出すか、駅前で宿泊するかしないと確認できませんね。

12694: by 管理人 on 2023/06/09 at 23:19:35

>>ダッフィーさん、コメントありがとうございます。

どう考えても岩見沢〜旭川しかないですよね。札幌近郊だと、2ドアがネックです。

3両編成が必要なのは朝だけで、それ以外の時間帯は3両編成は過剰です。事実、2両編成でも十分なレベルですから、2ドアで多少不便になるにしても、元々の利用が少ないのでそこまで影響は出ないという判断でしょう。

試運転も始まったみたいで、このペースだと来年3月のダイヤ改正あたりからでしょうか?それとも室蘭本線のように、ダイヤ改正を待たずに運行開始する可能性もありそうですよね。楽しみです。

12698: by 龍 on 2023/06/10 at 00:57:54 (コメント編集)

苗穂運転所に残っているキハ40形1700番台の5両(1701・1790・1816・1818・1821)は、函館本線(札幌駅〜岩見沢駅〜滝川駅〜旭川駅間)の普通列車として定期運用を持っているので、737系の増備で721系の一部と共に一掃されてもおかしくなさそうですね。同じく苗穂所属で残っているキハ40形300・330番台の6両(301〜304・331・336)は既に定期運用がなく、稼働している301・304はマヤ35-1の牽引車以外では使いません。

函館本線の長万部駅〜小樽駅間が北海道新幹線の並行在来線として廃止されることで、苗穂にキハ201系・H100形を配置する必要がなくなり、H100形については他線区に転用できるので、今後どのような動きが見られるのかが注目されます。

721系は経年劣化に加えてデッキあり&転換クロスシートなので札幌圏の通勤形・近郊形電車としてはなるべく早く淘汰したいところ。731系・キハ201系は733系・735系と同様デッキなし&ロングシートながら、731系とキハ201系との連結&動力協調運転のためどうしても限定運用ができてしまうのがネックになっています。

2024年春にはKitaca利用可能エリアが函館エリア(函館本線の函館駅〜新函館北斗駅間)と旭川エリア(函館本線の岩見沢駅〜旭川駅間)にも拡大されます。函館エリアを除いてある程度運用における制約を撤廃して、どの車両が入っても問題ないようにしたいところです。

12702: by 管理人 on 2023/06/11 at 22:46:48

>>龍さん、コメントありがとうございます。

苗穂のキハ40は定期運用を持っていますが、置き換え対象となってもおかしくはないです。

確かに、朝の列車は苗穂工場からの出場車両の返却の役割もありますが、逆に夜の列車が系統分離、電車化されて岩見沢〜札幌間が回送列車として運行しているので、朝の場合もこうなっても不思議ではないです。

電車化によって所要時分を短縮できるため、札幌駅発車を繰り下げることができる利点もありますからね。

新幹線が札幌まで延伸すると、キハ201系は用途を失い、H100形も不要となって、他のエリアへ異動することになりそうです。後者にとって初めて投入された山線ですが、路線廃止という寂しい結末で終了しそうです。

721系は、どうしても通勤時間帯における輸送量がロングシート車に比べて劣るため、早めに淘汰したいところではあります。721系のエアポート置き換えとともに、今後早い段階で721系を置き換えていくと思います。

12707: by 苗穂住民 on 2023/06/13 at 19:12:44

 こんばんは。

 JR貨物のコンテナ時刻表を見ると札幌貨物ターミナルに23:04に着く貨物列車(函館貨物17:13発)があるので、737系の回送はこの列車にもサッポロビール庭園駅で追い抜かれるようですね。

 449Mの滞泊がベルコ前だと、同じ電留線の室蘭方に6両編成が滞泊しそうです。引き上げ線が室蘭方にもあるので問題無さそうです。453Mの滞泊も同様になりそうです。

12709: by 管理人 on 2023/06/15 at 23:53:34

>>苗穂住民さん、再度コメントありがとうございます。

そういえば、貨物列車も付近を通過していたので、おそらくビール庭園駅で抜かれているはずです。

初めて深夜の千歳線を張り込んでみて、あまりダイヤ上の余裕はなく、これ以上の増発も難しいと思った次第です。そこに回送列車を入れるとなると、やはり途中の区間で後続列車の待避は余儀なくされそうです。

確かに、室蘭方は6両編成は余裕で滞泊できるぐらいのスペースはありましたよ。一度でいいから苫小牧駅での夜間滞泊を見てみたいです。ネット上でもあまり上がっていないので気になります。

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