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北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

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寸断された石北本線、明日から通常運転へ

8月3日からの大雨の影響により、石北本線の上川(奥白滝信号場)〜白滝間において、線路の土台の土砂となるいわゆる盛土が大量に流出したことに伴い、同区間において、列車の運行ができませんでしたが、明日8月21日(月)の始発列車から運転再開となります。

発表されている公式資料を見ても、復旧までの大変な道のりが伺えます。







元々は鉄道林に囲まれた人里離れた山の中。そんな人口希薄地帯において土砂災害が発生しました。加えて、復旧作業中にも悪天候に見舞われたことで、運転再開まで時間を要してしまうことになりました。

写真のように、元々は道路もないような場所で土砂災害が発生してしまい、復旧作業のために、重機を搬入する道路を設けなければならず、鉄道林を伐採するところからスタートしました。石北本線の上川〜白滝間といえば、石北本線の中でも特に人口希薄地帯であり、途中の区間に信号場もありますが、それも過去に利用僅少を理由に旅客駅から格下げされました。

同区間は、旅客列車に限れば、特急列車が4往復と特別快速「きたみ」が1往復、普通列車1往復の計5往復しか1日に走りません。本州で言う県境のような場所で、普通列車も北見方面で使用する車両を旭川から回送するために送り込まれているようなものです。

おそらく、定期利用者というのはほとんどおらず、青春18きっぷなどの旅行者が大半だと思います。

山中を走るため、自然災害も起きやすいのです。今回はどうにか根室本線のように、復旧を断念することはなく、運転再開への道が開けました。

事前の報道によると、線路自体は既に復旧しており、あとは昨日と本日で試運転列車を走らせて最終確認を行い、明日からの運転再開に備えるということです。

ちなみに、復旧試運転列車には、ノロッコ号塗装のDE15形単機と昨今北海道に渡道しているロイヤルエクスプレスが使われたようです。ロイヤルエクスプレスについては、今回は遠軽駅で客を下ろし、列車をそのまま復旧試運転列車として北見峠を横断、最後尾にノロッコ号塗装のDE15形を連結したようです。

他社からお借りしている車両を復旧試運転列車として使用するという異例の措置ですが、その後特に問題は生じていないようなので、明日から通常どおり運行することができそうです。

これにて、代行バスと臨時特急列車の運転も終わり、北見峠を横断する全ての列車が運転再開となります。













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