fc2ブログ

プロフィール

管理人

Author:管理人
北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

<公式Facebook>


<公式Twitter>


<公式Instagram>

Amazon.co.jp(鉄道雑誌その他)

RSS

721系3000番台F-3016編成の解体開始

先日記事として掲載した721系3000番台F-3016編成の苗穂工場解体線への入線。



その後、いよいよ解体が開始されています。721系初の廃車&解体です。ということは、今後も廃車&解体となる車両が順次出てくる可能性が高いでしょう。

正式な時期は不明ですが、昨年から既に営業運転を離脱していたようで、その後長期にわたって苗穂工場に入場していました。残念ながら、復帰することなく解体されてしまった流れです。

製造から34年が経過していると思います。老朽化が進行すると同時に、修理部品の確保ができない状況になっていると思います。もしかしたら、故障などを機に苗穂工場に入場し、部品取りとしてしばらく使われていたのかもしれません。

本州だったら機器更新等でさらに延命させるのかもしれませんが、北海道の場合は、一年を通じて気候の変動が激しく、それが車体への負荷を大きくします。また、一連の不祥事や事故をきっかけに、車齢の高い車両を使っていることについても叩かれるようになりました。選択と集中を進める中で、車両メンテナンスを図る上で作業を極力統一するため、新しい車両で統一して、現場の負担低減を図っています。

社員の出入りも激しく、即戦力を求めている環境下で、極力車種を減らすことで現場の負担を減らしています。こうした古い車両を維持し続けることは現場にとっては大きな負担しかないのです。


加えて、転換クロスシート車は、通路の幅が狭くなってしまい、昨今の旅行者のスーツケースのスペース確保の問題、通勤時間帯における混雑の問題などが出てきました。

また、日差し除けを設置しなくても済むことや、座席の向きを変える必要がないため、作業員の負担も減らすことができます。業務上の事情に焦点をあてると、転換クロスシート車は733系のようなロングシート車と比べて不利な点が出てきてしまい、こうした事情も含まれていると思います。

快速「エアポート」用の6両編成も置き換え計画が既に発表されており、今後数年で急速に数を減らしていくことが予想され、今後の動向が注目されます。










↓ブログランキングにご協力お願いします↓


にほんブログ村

鉄道コム
関連記事
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
12820: by 若潮 on 2023/08/29 at 00:32:36 (コメント編集)

こんばんは。
クロスシートは、観光利用客にとっては金科玉条みたいにいわれますが、空席への律儀席が不自由な事を筆頭の理由として、地用客には敬遠されているみたいですね。
ローカル区間への普通列車のお手本みたいに扱われるリゾート21という車両がありますが、伊豆の地元利用客には評判が良くなく、鉄ヲタと一般利用客との意識の解離を思い知らせる次第です。

12821:ダイヤ改正は2024年3月16日 by ダッフィー on 2023/08/30 at 17:45:43

確か、711系100番台の時も廃車解体はこの時から発生してますので、
もう737系が岩見沢〜旭川間に入るのは確定事項かもしれません。
最近は置き換え当初に共通運用とはいえ入る予定が無かったF-2107編成が普通に運用に就いてるし、
F-1009編成も冬場に運用に入ってそうだな。。。
前に間合い運用でF-5001編成も走ってたことがあるし。。。
来年の3月16日にダイヤ改正があるというのは北陸新幹線の延伸開業日の決定が本日あったことによるものです。

12823: by 管理人 on 2023/08/31 at 19:11:28

>>若潮さん、コメントありがとうございます。

クロスシートは便利だと思うんですけどね。個人的には721系は一人がけもあって隣同士で座りたくない管理者にとっては有難い存在です。

確かに、収容力としては劣ってしまい、通勤時間帯等は混雑しますが、それ以外で北海道で普通列車として利用するには特に問題ありません。

リゾート21は、管理者としてはあれは特急車両というイメージです。鉄道会社から他の鉄道会社へ特急車両を譲渡し、快速などで使われた例もありますが、基本的に長続きしなかったり、そもそもそのエリアに適した車両ではないので、不満が多かったり、短命だったりします。

721系の場合、近郊形電車という括りは同じなので、リゾート21などからしたらまだ受け入れられている方だと思います。

12824: by 管理人 on 2023/08/31 at 19:14:45

>>ダッフィーさん、コメントありがとうございます。

この感じだと、3月ダイヤ改正から737系は旭川方面で営業運転に入りそうですよね。

北海道は新型車両の投入もほぼひと段落したので、あとはローカル駅の廃止の推進、無駄をなくしていく感じでしょうか。

北海道新幹線札幌延伸までは地味なダイヤ改正が続きそうですよね。

12826:時代の変化 by 快速エアポート 拓北 on 2023/09/03 at 20:24:38

学園都市線が祖父母の家沿いに走っていて
学園都市線を利用する時なんだかんだ721系3000番(特に3102+3202)がよく最近学園都市線に顔を出している気がします。やはりもう8次車しか今の時代は必要ないになったのでしょうか。工場をちらっとみてきた時の姿は本当に無惨でした。今はエアポートで8次車、733系よりも721系3000番台がきたら嬉しいですよね。

12828: by 管理人 on 2023/09/05 at 17:58:48

>>快速エアポート 拓北さん、コメントありがとうございます。

快速「エアポート」に3100・3200番台が入っていることもよくあります。たまたまではないでしょうか?

ただ、ロングシートによる定員数確保の関係から、共通運用とはいえ、733系が快速「エアポート」、721系が学園都市線に入る機会が多い気がします。

721系は一人掛けの座席もあるので、来たときは733系よりも嬉しいですよ。

12877: by 龍 on 2023/10/11 at 01:22:38 (コメント編集)

北海道医療大学(当別キャンパス・あいの里キャンパス)の北海道ボールパークFビレッジへの移転が正式に決定しました。新駅・球場に隣接する形になるようですね。

ただ、そうなると「今のままでは千歳線のキャパシティ不足で捌ききれなくなるかも」という懸念が出てきます。721系の完全淘汰による全車ロングシート化はもちろんのこと、「札幌圏の近郊形車両の所定編成が3両または6両」という点から根本的に見直さなければいけなくなるかもしれません。札幌圏にはホームの有効長が6両編成までしか対応していない駅も珍しくなく、快速・特急を待避できる駅・信号場が輸送量のわりに少なすぎるので、抜本的に改良するとなるとそこから変える必要があります。

札幌圏の駅ホームの7〜10両編成への対応と、新千歳空港駅の拡張(南千歳駅〜新千歳空港駅間の複線化・新千歳空港駅の2面4線化・苫小牧&帯広方面へのスルー化)などはまず間違いなく必須です。とはいえ、実際にやるとなると一体どのくらいの費用と人手が必要になるのやら……。

12887: by 管理人 on 2023/10/19 at 23:56:27

>>龍さん、コメントありがとうございます。

都市部では、札幌圏のみならず、待避できる駅等が輸送量とミスマッチですよね。

北海道医療大学の移転後はボールパークの最寄りに設置される予定の駅で学生も利用します。ただ現時点では普通列車のみの停車としており、それだけでは輸送に対応できないので、まずは快速の停車も必須になると思います。

そうでなければ、現在のダイヤのまま推移した場合、輸送に対応しきれません。

千歳線の輸送のためだけに車両を製造するわけにはいきません。ただ増結は必要ですから、3両編成を3本繋いだ9両編成なども検討しなければなりません。そうなれば、仰るとおり、駅ホームの有効長を長くする工事は必要になります。

また、空港駅のスルー化も必要で、これによって、千歳線の列車の流れ方は違ってきます。遅延等防止のためにも、千歳線の流れをよくする新千歳空港駅のスルー化に取り組んでほしいです。

▼このエントリーにコメントを残す